山登り初心者とステップアップしたい経験者の方へ登山講座

menu

元山岳部部長の登山講座

登山サイトの趣旨~雪山との出会い

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

はじめに

子供のころから40年以上、登山に接して来ましたが、そんなに大きな事故もなく、今のところ健康に過ごすことができています。まずは、山の神様と健康な体をくれた両親に感謝しなければなりません。

本格登山を始めて約30年、登山を巡る状況は激変し、登山は進化を加速し続けています。

登山人口はうなぎ登りで、便利な装備や登山技術も昔にくらべ、ずいぶんと簡単に手に入るようになりました。

一方で、登山ブームの弊害もたくさん出てきました。

登山技術の劣化や、登山に対する認識の甘さから起こる事故も急増しています。

時代は変わっても、山は変わりません。基本を知らなければ怪我をします。

山でやって良いことと、悪いことは、今も昔も変わりません。

山の大先輩達から教わった、登山の基本を大切にしたいという思いから、登山技術に関する総合サイトを立ち上げようと思いました。

古い話しも登場させますが、有益な情報のみを発信します。

サイトの趣旨を理解していただき、登山の参考書として利用していただければ幸いです。

 

雪の進軍。映画 八甲田山との出会い

URLがyukinoshingun.comなので、これについてのお話を少しだけします。

「雪の進軍」という軍歌はご存知でしょうか。

映画「八甲田山」の劇中歌として使用された曲であり、

最近では、とある戦車アニメで有名になった曲なので、知っている人も多いのでは・・・?

子供のころ「八甲田山」という映画を見てすごく衝撃を受けたことを思い出しました。

ざっくりですがストーリーは、冬の八甲田山で訓練中の陸軍の部隊が全滅に近い遭難に遭ってしまうというもの。

この映画の中で中隊長役の高倉健さんを先頭に軍歌「雪の進軍」を歌いながら、気持ちのよさそうな雪原を雪中行軍するシーンを思い出します。

 

初めての雪山

野塚岳

山岳部に入りたてのころ、初めて雪山を経験したのですが、

そこはゴールデンウイークの春山。

低気圧の影響で吹雪かれ苦い思いをしました…。

春山といっても発達した低気圧が通過すれば、山の様相は冬山とほとんど変わらなくなります。

そこで油断して事故に遭う登山者は後を絶ちません。

そのため春山でも厳冬期と変わらない装備と体調で臨むことが必要です。

 

このころ(ファミコンが流行ったり初の日本人宇宙飛行士の誕生した昭和60年ころ)は現在と比べると登山人口は極端に少なく、登山に関する様々な情報を簡単に得ることできなかったので、

・社会人山岳会の人の話を聞く

・技術書を買って読む

・登山用品専門店へ行く

など、山に関する情報はなんでも有り難い(‘ー’*)☆,。・:・゚そんな時代でした。

 

特に積雪期の登山は1年にそう何度も行くことはできなかった(部活動として冬山登山は許可されなかった)ので、

雪山での技術や経験値を上げることは難しく、些細な情報でもとにかくなんでも欲しいものでした。

 

映画「八甲田山」から得たもの

そんな時期、

映画「八甲田山」の原作本である、新田次郎氏の小説「八甲田山死の彷徨」と書店で出会いました。

映画の印象とは違い、

現在のような装備がない明治時代の陸軍が冬山でどんな苦労をし、どんな工夫をしていたのか?

(この本に出てくる装備や工夫などの内容については山と八甲田山雪中行軍遭難事故に詳しく書きました。)

現在でも通用する雪や寒さに対する基本的なことも多く書かれていたので興味深く何度も読んだのを思い出します。

 

でも夏山が中心

カムイエクウチカウシ

ここまで冬山について書いてきたのですが・・・

これから書こうとする山の話は夏山が中心となります。

ですが、

本格的に登山を始めたころの冬山に対する恐れと憧れ。

そんな気持ちを忘れずに、

これからも体力的に登れなくなるまで山登りを続け、山と係わっていきたいと思います。

♪ゆっきーの進軍 氷を踏んで どーこが川やら道さえ知れずー・・・。

看板(下)

平成28年4月

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

プロフィール



初登山は雌阿寒岳。

学生時代に山岳部リーダーを経験し、阿寒、知床、大雪を中心に活動。

以来、北海道の山を舞台にオールシーズン単独行にこだわり続け30年。

現在は主に日高山脈をフィールドにしている山オタクのアマチュア登山者。



カテゴリー