山登り初心者とステップアップしたい経験者の方へ登山講座

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元山岳部部長の登山講座

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作業用透湿レインウエア「ブリザテック」は登山に使えるのか?

以前の記事で、安い作業用の透湿性レインウエア(弘進ゴム ジャバラン)は日帰りの低山に限定すれば、登山に使用できそうだという検証記事を紹介しました。今回は、前回紹介したものよりも、さらに透湿性能の高い「東レ ブリザテック」を使用した作業用透湿性レインウエア「アーバン ブリザテック♯9000」を実際の登山に使用してみたところ、良好な成績でしたので詳細について紹介します。透湿性レインウエア(カッパ)は大きく分けて「ゴアテックスを使用したもの」「アウトドアメーカー独自素材を使用したもの」「作業用品メーカー独自素材を使用したもの」の3種類があります。…

筋肉痛にバンテリンよりもヒルドイド?消炎鎮痛剤の比較実験!

登山の翌日以降、激しい筋肉痛に悩まされることが多くあると思いますが、効率よく回復させる方法はないものでしょうか。 今回は、「バンテリン」に代表される、塗るタイプの消炎鎮痛剤が、筋肉痛にどの程度効果があるのかについて比較実験をしてみました。高い保湿効果のある処方薬「ヒルドイドソフト軟膏」をご存じの方は多いと思いますが、数年前、保湿効果に着目した多くの女性達が美容目的で処方してもらうという行為が社会問題にもなりました。…

過去の遭難に学ぶー大雪山旭岳11名遭難 函館学芸大

過去に起きた遭難事故を検証していきます。 今回は、昭和37年(1962年)12月30日から1月1日にかけて、大雪山旭岳で北海道学芸大学函館分校(現北海道教育大学函館校)山岳部員11名が遭難し、リーダーを除くメンバー10名が死亡した事故を紹介します。 この遭難事故は、日本山岳遭難史上最大級と言われるわりには、一般的にはあまり知られておりません。 いわゆる「さんぱち豪雪」と言われる、昭和37年12月から昭和38年2月にかけての全国的な大雪被害に中で発生した遭難事故なのですが、昭和38年1月4日に発生した薬師岳愛知大学山岳部員遭難事故(13名死亡)の影に隠れる形となり、全国的にあまり大きく報道されなかったために、一般的な認知度が低いままとなっています。…

懐かしい昭和の登山装備。ヘッドランプ

懐かしい昭和の登山装備たち。 今回は、昭和の終わりころに使用していた、単1乾電池×4個仕様の「ヘッドランプ」を紹介します。 今から40年近く前になりますが、そのころ登山に使用していたヘッドランプは、大型のものがほとんどで、現在のLEDランプように小型軽量、かつ大光量、長寿命といった商品は存在しませんでした。 下の画像のヘッドランプは、「サンヨーLK-1405」という型式のヘッドランプで、筆者が昭和60年(1985年)ころに購入し、登山用として使用していたものです。…

検証!携帯浄水器ソーヤーは登山に使えるのか?

縦走など泊を伴う登山では、基本的に毎日「水作り」をしなければなりません。 沢や沼などの水を煮沸するという方法が一般的ですが、パーティーの人数や翌日の水場の有無によっては、大量の水を作らなければならないこともあり、疲れた体に長時間の水作り作業は辛いものです。 そこで、携帯用浄水器が登山の実戦に使えるのならば、時間と労力の節約になり、燃料消費も少なくなるので携行する燃料も減らすことが可能になり、装備の軽量化にもなります。 今回は、携帯用浄水器が実際の登山に使えるのかどうかを検証してみました。…

興梠メモ(全文)~カムエク福岡大ヒグマ襲撃事件

昭和45年(1970年)7月、日高山脈カムイエクウチカウシ山で発生したヒグマ襲撃事件で犠牲となった福岡大学ワンダーフォーゲル同好会メンバーの興梠盛男氏が残した手記の全文です。 この事故では3名の部員が犠牲となりましたが、この事故が教訓となって、ヒグマの習性や対処法などが広く一般に知られるようになりました。 この事件以降、現在まで50年間、登山者のヒグマによる死亡事故は発生していません。…

虫よけ比較!パーフェクトポーションとハッカ油どちらが効くのか?

登山用虫よけグッズとして、蚊やブヨなどに対して高い忌避効果を誇る「ハッカ油」ですが、ここ数年、登山専門店などの虫よけ対策コーナーに、「パーフェクトポーション アウトドアボディスプレーエクストラ」という商品が多く並ぶようになりました。 登山中にすれ違う登山者から、ハッカ油の香りがすることがよくありますが、最近は「パーフェクトポーション」の香り(淡い柑橘系の香水のようないい香り)がする登山者も多くなりました。 今回は登山用虫よけグッズとして近年勢いが増しつつある「パーフェクトポーション」の実際の虫よけ効果や、ハッカ油との効果や価格などについて比較していきます。…

本物に近づいた!PPテープ新型自作わらじのレビューと作り方

以前の記事で検証したとおり、荷造り用PPロープで編んだ自作わらじは、本物のわらじより耐久性があり、性能はほぼ同等です。 しかし、本物のわらじと比べると、フリクションがやや低く、薄い、質感が異なるといったことがありました。 そこで、藁を使わず、より本物に近いわらじが作れないものかと思案した結果、荷造り用PPテープを使用してわらじを作成してみることにしました。…

実験!高濃度虫よけスプレーはマダニに効くのか?

デング熱の国内感染などがきっかけとなり、平成28年(2016年)から従来の虫よけスプレーより2倍以上濃度が高い、ディート30%、イカリジン15%含有の虫よけスプレー(いわゆる高濃度虫よけスプレー)が各社から発売されるようになりました。 高濃度虫よけスプレーは、マダニにも忌避効果があるとされています。 今回は実際にマダニが多い山でスプレーの効果を検証してみました。…

20年目で引退のプラブーツ スカルパベガ新旧比較!

かつて流行した冬山用の登山靴、プラスチックブーツは、下火になった現在でも一部の登山者に根強い人気があり、スカルパのベガは、現在でも新品が販売されています。 今回は、購入から20年目で寿命を迎えたスカルパベガと、新品で購入したスカルパベガを比較してみます。プラブーツは、プラスチック製の靴と暖かいインナーシューズの二重構造になっていて、防水性、保温性にとても優れています。 材質がプラスチックということで、使用後は汚れを落とし、乾燥さえさせておけば、メンテナンスはほぼ必要ありません。…

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プロフィール

フリーランサー。元船員(航海士)
学生時代に山岳部チーフリーダーを経験し、阿寒、知床、大雪を中心に活動。
以来、北海道の山をオールシーズン、単独行にこだわり続け35年。
現在は主に日高山脈をフィールドにしている山オタクのライター。
※他サイトにおいて元山岳部部長を名乗る個人・団体が存在しますが、それらは当サイトとは一切関係ありませんのでご了承ください。