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夏山装備(日帰り編)

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今回は、夏山登山における、日帰り登山に必要な装備品について紹介していきます。




必要な装備

山の難易度に関わらず、有り得ないような小さなザックで登山をしている人が少なくありませんが、基本的にはどのような山でも、必要最低限の装備品は、ひと通りのものを持っていくのが基本になります。

実際の遭難事故では、慢心して軽装で山に入り、アクシデントで帰って来れなくなるケースは多くあります。

特に、標高が高いのに比較的簡単に日帰り出来てしまう山ほど危険度は上がります。

夏山であっても、標高の高い場所(3000m級や北海道の2000m級など)では、軽装で疲労凍死する例などもあります。

日帰り登山であっても、想定されるアクシデントに対応できる程度の装備品を携行する必要があります。



個人装備と共同装備

2名以上でパーティーを構成する場合には、装備品は専ら個人が使用する「個人装備」と、パーティー全員で共用する「共同装備」に分けるのが基本となります。

例えば、雨具は全員が持って行かなければいけないので「個人装備」になりますが、救急用品はパーティーに1セットあれば良いので、全員が持つ必要はなく「共同装備」になります。

共同装備は全員で分担しますが、誰に何をどのくらい分担させるかはメンバーの体力や力量などを見て、リーダーが総合的に判断します。(日帰り登山は荷物自体が少ないので、共同装備として分担できるものも全員がダブって持って行く場合もあると思います。)

では日帰り登山の装備品について具体例を以下に上げてみます。

 

個人装備

水筒1.5~3リットル(気温とコースの長さによる)

・昼食(お握りなどの主食、ソーセージなどタンパク質系、果物など、お弁当は不向き)

・行動食(飴などの糖分、塩飴、飲むゼリー、カロリーメイト系、ソーセージ系、お菓子など)

・非常食(カロリーメイトなど)

・雨具上下(上着だけの100円カッパは適さない)

・ヤッケ(ウインドブレーカーなど防風性のウエア、ゴアテックスの雨具があれば兼用できる)

・セーター(フリースなどの防寒ウエア)

・手ぬぐい

・手袋(軍手など)

・携帯電話

・ヘッドランプ

・筆記用具

・登山計画書またはメモ帳

・小型ナイフ(スプーン、フォークがついたキャンプ用ナイフやスイスアーミーなど)

・ポケットティッシュ

・ホイッスル(クマよけ、遭難信号など)

・熊よけ鈴

・靴ひも予備

・ザックの防水カバー

以下、必要に応じて

・持病薬

・ストック(トレッキングポール)

・サプリメント(アミノ系~疲労回復に効果、ミネラル系~熱中症防止)

・携帯トイレ(義務化されている山があります)



共同装備

・1/25000地形図(マップケースに入れるなど防水措置)

・コンパス

・火器(マッチまたはライター、ジップロックなどに入れ防水措置)

・予備乾電池、モバイルバッテリー(携帯充電、ヘッドランプ用など)

・大きすぎないガムテープ、ビニールテープ(登山靴が壊れた時や、その他応急用)

・ツエルト(ビバーク用簡易テント)

・救急用品(胃腸薬、痛み止め、きつけ薬(救心など)、虫よけグッズ、バンソーコ、テーピングテープ、目薬など)

・小型ビニール袋(ゴミ袋用)

以下必要に応じて、

・修理工具(ペンチ、適宜の長さの針金、ドライバーなど)

・ラジオ

・マーキングテープ(道しるべ、ピンクや水色がある)

・熊よけスプレー

・細引き(5mmくらいの細い雑用ロープ4~5m)

・毒吸いポンプ(ポイズンリムーバー)

・山ナタまたは登山ナイフ

・高度計

・ミニ裁縫セット


Clover ソーイングセット SS-201 ブルー

上記全てをザックに詰めると、30リットル程度のザックで収まると思います。

重量は10kg程度になると思います。

装備品を選定する時の基本的な考え方

装備品は日々進歩していますし、絶対にこれだというような答えはありません。

装備品の選定は、アクシデントがあった場合、最低でも山中で1泊はビバーク(緊急露営)しても耐えられるようなものを選ぶようにし、多すぎず、少なすぎず、必要なものを必要な分だけ持って行くことが基本です。

長く登山を続けていても、下山後に小さな反省点は必ずあるものです。

何度も山に登り、反省と研究を繰り返しながら、段々と自分に合った形が出来上がると思います。

次回は全荷(宿泊を伴うフル装備)の場合の装備について紹介します。




看板(下)



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