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登山の靴ずれ対策

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登山の靴ずれ対策

登山中のトラブルの中で、死活問題になりかねないもののひとつに「靴ずれ」があります。

今回は、靴ずれ対策について簡単に紹介していきます。




靴ずれの程度

山道

登山の靴選びは難しく、自分にある程度合う登山靴は探せても、オーダーメイドでもない限り、完全にぴったり合う登山靴に出会うことはほとんどないと思います。

靴ずれの程度は、歩く時間、距離、ザックの重量に比例して大きくなり、また、登山道の斜度や地面の状態によっても靴ずれの状態は変わってきます。

例えば、なだらかで歩きやすい低山の日帰り登山では何の問題もなかった登山靴が、傾斜のきつい山や、全荷での縦走登山の時に靴ずれが起きたりする事があります。

このように、低山などでは靴ずれが起きていない登山靴でも、条件が変われば靴ずれを起こすことがありますが、普段から下山後の足の状態をよく観察していると、靴ずれを予測できることがあります。

下山後に足を観察する

観察

下山後に素足をよく観察すれば、僅かに当たっている部位は、若干赤らんでいたり、ごく軽い痛みが出ていることがあります。

下山後の開放感や疲労・後片づけなどの忙しさから、違和感に気づいていても、ついついそういった情報は見逃しがちです。

違和感のあった部位は、厳しい山行になればなるほど、靴ずれを発生する場所なので、忘れないよう記録に残しておくことが有効です。

筆者の場合、帰宅後、忘れずに足の状態をデジカメで撮影しています。

いつ、どこの山に行った時、どの辺りがどの程度靴ずれを起こしたのか、デジカメなら登山の撮影記録と共に保存できるので、次回の靴ずれ対策に役立ちます。



必ず靴慣らしをしよう

新しい登山靴を購入したら、いきなり山へ出かけるのではなく、まずは履いてみて、平地を歩いたり、走ってみたりして、靴慣らしをすることが良いでしょう。

歩荷(ぼっか)といって、登山靴を履いて、重いザックを背負って平地をひたすら歩く練習などもありますが、歩荷は、体力強化だけではなく、靴慣らしなどにも有効です。

ある程度靴慣らしが終わったら、日帰りの低山へ出かけて靴の状態を確かめます。

そして、下山したら足の状態を確認し、靴ずれを起こしていた場合、対策を考えることになります。

靴下の枚数や厚さ、中敷きを変えてみることで、靴ずれが改善する場合もあります。

また、急傾斜でかかとが当たる感じがあれば、靴ひもの編み上げを1段か2段低く結ぶことで、足首が曲がりやすくなり、かかとへの当たり方が変わる場合もあります。

テーピングや、靴ずれ専用パッドなどの使用も検討してみて、万全に対策をしたら、また登山をしてみます。

そして、改善しなかったら、また対策する、ということを繰り返すことで、徐々に自分の靴ずれの傾向もわかってきます。



テーピング、靴ずれ専用パッドについて

どうしても靴ずれが改善しない場合、現在のところ、筆者が試して一番有効だったのは、テーピングテープや靴ずれ専用パッドを貼ることです。

出発前に、靴ずれが予測できる部位にこれらをきっちりと貼り付けることで、縦走などのハードな山行でも靴ずれを防ぐことができます。

販売されている靴ずれ専用パッドを何社か試してみましたが、耐久性が一番高かったものは、

「バンドエイド マメ・靴ずれブロック」

という靴ずれ専用パッドです。

「バンドエイド マメ・靴ずれブロック」は、かかとなどに使用するレギュラーサイズと、小指にも使用できるスモールサイズがあります。

アマゾン バンドエイド マメ・靴ずれブロック レギュラーサイズ5枚
楽天   バンドエイド マメ・靴ずれブロック レギュラーサイズ5枚
Yahoo  バンドエイド マメ・靴ずれブロック レギュラーサイズ5枚

アマゾン バンドエイド マメ靴ずれブロック スモール5枚
楽天   バンドエイド マメ靴ずれブロック スモール5枚
Yahoo  バンドエイド マメ靴ずれブロック スモール5枚

非常に粘着力が強く、1日の山行に十分耐えうる商品です。

この靴ずれ専用パッド単体でも十分な効果はありますが、筆者の場合、かかとの靴ずれが激しく、この靴ずれ専用パッドが登山中に剥がれそうになることがあります。

大概はパッドの周囲から剥がれ出すので、補強のためにパッドの上からに更にテーピングテープを大きめに貼って、剥がれづらくなるようにしています。

今のところ、マメ・靴ずれブロックを貼ったのにもかかわらず、靴ずれが起きたことは一度もありません。

靴ずれの程度がごく軽いのであればテーピングだけでも大丈夫な場合もあります。



貼る時に注意すること

CAUTION

靴ずれ専用パッドや、テーピングテープを貼る場合、気をつけなければならないのは、貼る前に十分皮膚が乾燥しているかどうかです。

皮膚が汗ばんでいたり、水分を吸っている状態で貼り付けても、あっという間に剥がれてしまいます。

山中で貼り直すとしても、既に汗で皮膚が湿った状態では貼りつきが悪くなります。

これらは出発前に貼ることが鉄則です。

連泊の山行で、貼り直す場合でも、出発前の朝など皮膚が乾いた状態で必ず貼り付けます。

また、指にテーピングテープを巻く場合は、厚さに注意が必要です。

あまり厚く巻くと、隣の指にテーピングテープが干渉して隣の指が擦れてしまう場合があります。

靴ずれパッドや、テーピングテープの貼り方などについて詳しくは、「登山の靴ずれ対策!~かかとの靴ずれ最強アイテム 」「登山の靴ずれ対策~小指の靴ずれにはこれだ!」を読んでみて下さい。




看板(下)



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