山登り初心者とステップアップしたい経験者の方へ登山講座

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元山岳部部長の登山講座

TAG登山

携帯浄水器ソーヤーの浄水スピードを比較!

携帯浄水器「ソーヤーシリーズ」の検証については、以前の記事で「マイクロスクイーズ(SP2129)」の浄水スピードの計測を行いましたが、今回は、浄水スピードがシリーズ最速とされる「スクイーズ(SP129)」についても計測を行い、両者の比較検証をしていきます。ソーヤーシリーズの携帯浄水器には4つのラインナップがあり、浄水スピードについては、遅い順から、 ・ ソーヤーミニ(SP128) ・ マイクロスクイーズ(SP2129) ・ スクイーズ(SP129及びSP131) とされておりますが、登山中の水作りにおいては、浄水スピードは速ければ速いほどストレスが少なく、より実用的であると言えます。…

熊よけスプレー新幹線誤射事故~安全装置や運搬方法に注意!

令和5年(2023年)12月、新幹線車内で熊よけスプレーが誤射し、スプレーを持っていた登山者が過失傷害で書類送検されるという事件が発生しました。 今回は、この事故の検証と、熊よけスプレーの登山中以外の運搬方法や注意点などについて考察していきます。 男性(首都圏在住)は、仲間と登山のため愛知県を訪れ、帰宅のため、令和5年(2023年)12月2日夜、JR浜松駅から東京行きの東海道新幹線、ひかり518号に一人で乗車した。…

ニペソツの慰霊碑~ニペソツ山雪崩遭難事故とは

東大雪山系ニペソツ山(2013m)、天狗岳からの下りで、最低鞍部(1725コル)の少し手前にある小スペースに慰霊碑があるのをご存じの方は多いと思いますが、この遭難事故の詳細を知っている人は少ないと思います。慰霊碑に記載のある、昭和60年(1985年)9月16日、筆者はこの遭難事故の慰霊登山に参加しましたが、そのような関係で、この事故の詳細が書かれた事故報告書・追悼集「ニペソツにーニペソツに逝った友を偲んで…

筋肉痛にバンテリンよりもヒルドイド?消炎鎮痛剤の比較実験!

登山の翌日以降、激しい筋肉痛に悩まされることが多くあると思いますが、効率よく回復させる方法はないものでしょうか。 今回は、「バンテリン」に代表される、塗るタイプの消炎鎮痛剤が、筋肉痛にどの程度効果があるのかについて比較実験をしてみました。高い保湿効果のある処方薬「ヒルドイドソフト軟膏」をご存じの方は多いと思いますが、数年前、保湿効果に着目した多くの女性達が美容目的で処方してもらうという行為が社会問題にもなりました。…

懐かしい昭和の登山装備。ヘッドランプ

懐かしい昭和の登山装備たち。 今回は、昭和の終わりころに使用していた、単1乾電池×4個仕様の「ヘッドランプ」を紹介します。 今から40年近く前になりますが、そのころ登山に使用していたヘッドランプは、大型のものがほとんどで、現在のLEDランプように小型軽量、かつ大光量、長寿命といった商品は存在しませんでした。 下の画像のヘッドランプは、「サンヨーLK-1405」という型式のヘッドランプで、筆者が昭和60年(1985年)ころに購入し、登山用として使用していたものです。…

検証!携帯浄水器ソーヤーは登山に使えるのか?

縦走など泊を伴う登山では、基本的に毎日「水作り」をしなければなりません。 沢や沼などの水を煮沸するという方法が一般的ですが、パーティーの人数や翌日の水場の有無によっては、大量の水を作らなければならないこともあり、疲れた体に長時間の水作り作業は辛いものです。 そこで、携帯用浄水器が登山の実戦に使えるのならば、時間と労力の節約になり、燃料消費も少なくなるので携行する燃料も減らすことが可能になり、装備の軽量化にもなります。 今回は、携帯用浄水器が実際の登山に使えるのかどうかを検証してみました。…

興梠メモ(全文)~カムエク福岡大ヒグマ襲撃事件

昭和45年(1970年)7月、日高山脈カムイエクウチカウシ山で発生したヒグマ襲撃事件で犠牲となった福岡大学ワンダーフォーゲル同好会メンバーの興梠盛男氏が残した手記の全文です。 この事故では3名の部員が犠牲となりましたが、この事故が教訓となって、ヒグマの習性や対処法などが広く一般に知られるようになりました。 この事件以降、現在まで50年間、登山者のヒグマによる死亡事故は発生していません。…

本物に近づいた!PPテープ新型自作わらじのレビューと作り方

以前の記事で検証したとおり、荷造り用PPロープで編んだ自作わらじは、本物のわらじより耐久性があり、性能はほぼ同等です。 しかし、本物のわらじと比べると、フリクションがやや低く、薄い、質感が異なるといったことがありました。 そこで、藁を使わず、より本物に近いわらじが作れないものかと思案した結果、荷造り用PPテープを使用してわらじを作成してみることにしました。…

実験!高濃度虫よけスプレーはマダニに効くのか?

デング熱の国内感染などがきっかけとなり、平成28年(2016年)から従来の虫よけスプレーより2倍以上濃度が高い、ディート30%、イカリジン15%含有の虫よけスプレー(いわゆる高濃度虫よけスプレー)が各社から発売されるようになりました。 高濃度虫よけスプレーは、マダニにも忌避効果があるとされています。 今回は実際にマダニが多い山でスプレーの効果を検証してみました。…

荷造りロープの自作わらじは沢登に使えるのか?

わらじは現在においても沢登りでは最強の履物と言われます。 近年、わらじ愛好者はほぼ絶滅しましたが、場面を選ばないフリクションの高さは昔から定評があり、フエルト底やラバー底を凌ぐ性能があります。 わらじは消耗品で、沢登りに使用すると、1日で1~2足はダメになります。なので、安価なわらじがあると良いのですが、現在、わらじは手に入りにくくなり、手に入ったとしても1足1500円前後とコスパが悪く、このことが登山者のわらじ離れを助長させています。…

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プロフィール

フリーランサー。元船員(航海士)
学生時代に山岳部チーフリーダーを経験し、阿寒、知床、大雪を中心に活動。
以来、北海道の山をオールシーズン、単独行にこだわり続け35年。
現在は主に日高山脈をフィールドにしている山オタクのライター。

※他サイトにおいて元山岳部部長を名乗る個人・団体が存在しますが、それらは当サイトとは一切関係ありませんのでご了承ください。



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