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またか?大雪山旭岳4人遭難~事故を分析
H29年10月17日、日本百名山のひとつ、旭岳において、男女4名が道迷い遭難を起こし、警察や自衛隊まで出動する事態が発生しました。北海道の最高峰、表大雪旭岳(2290m)の旭岳温泉コースは通年、道迷いによる死亡遭難事故…
パーティー崩壊?百名山で出会った登山者達
先日、秋の羊蹄山に行きましたが、登山中にパーティーから置いてけぼりにされた登山者に出会いました。今回は、登山パーティーの役割や分担、体力がない人や登山に不慣れ人が登山に参加する時の注意点などについて説明します。体調が悪い…
幌尻岳3名溺死~遭難事故を分析する
8月29日、幌尻岳(2052m)を下山中のパーティーが額平川(ぬかびらがわ)四ノ沢出合付近で渡渉中、3名が溺死するという遭難事故が発生しました。幌尻岳は日高山脈という国内屈指の危険で特殊な山域にあり、気軽に登れる山では…
登山と熱中症対策!水分・塩分・糖分・ミネラルをとれ!
登山は炎天下で飲み水が限られた状態で長時間行動しなければなりませんので、熱中症のリスクが高い運動と言えます。今回は登山の熱中症対策について説明します。熱中症は高温の環境に長時間さらされることで、体温調節機能が乱れ、体温…
夏山遭難と低体温症~疲労凍死を防げ!
初夏と秋の登山では、中高年登山者を中心に、毎年のように低体温症による疲労凍死事故が発生しています。今年も知床岳と十勝岳で既に犠牲者が出ています。今回は夏山の低体温症と対策について説明します。本救急医学会によれば、低体温…
低体温症か!知床岳遭難死亡事故を分析する
6月11日、知床岳と十勝岳で低体温症と見られる登山者2名が死亡しました。夏山の低体温症(疲労凍死)は、初夏や秋の天気の悪い時に多く発生しています。今回は知床岳と十勝岳で発生した遭難死亡事故を、報道から知り得る範囲で分析…
登山用ヘルメットの選び方~工事用ヘルメットでもいいの?
岩登り、沢登りを除き、登山にヘルメットをかぶる人はほとんどいません。暑苦しいとか、誰もかぶってないからだと思いますが、普通に考えれば、転倒、滑落、落下物などの危険性がある場所ではヘルメットを着用するのが常識というか、…
過去の遭難に学ぶ~八甲田山雪中行軍遭難事故
明治35年(1902年)1月下旬、青森にある陸軍歩兵第5連隊が冬の八甲田山系(1585m)で行軍訓練中、道に迷い、210名中199名が死亡(凍死)するという山岳遭難史上最悪の事故が起こりました。今回は、事故の時系列、第5…
登山に地形図は必要なのか?道迷い遭難の防止策とは
登山をする時は、どんな低い山でも地形図を持って行くのが基本です。しかし、実際は低山の日帰り登山者で地形図を持っている人はほとんどいません。中、上級者向けの山でも地形図を持たない人はたくさんいます。視界が良くて、登山道が…
雪崩対策!~雪崩ビーコンの選び方
雪崩に巻き込まれた人は一刻も早く救出しなければなりません。雪崩遭難の生存率は埋没後15分後で92%、45分後で26%と時間が経過すると急激に生存率が下がります。遭難者は迅速に発見し、迅速に掘り起こさなければいけません。…