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登山のロープワーク。船乗りが教えるロープの結び方その2

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登山のロープワーク。船乗りが教えるロープの結び方その2

登山のロープワークの2回目です。

今回は、ロープ同士をつなぐ結び方を中心に説明します。

前回の「船乗りが教えるロープの結び方その1」はこちらです。

目次

てぐす結び(フッシャーマンズノット)

二重てぐす結び(ダブルフィッシャーマンズノット)

シートベント

ダブルシートベント

本結び(リーフノット、真結び)

測鉛結び

 

てぐす結び(フィッシャーマンズノット)

釣り糸同士や、ロープ同士をつなぎ合わせる時の結び方です。強いテンションがかかると結び目が硬くなります。

お互いのロープに一重結びをするだけですが、結ぶ方向を間違えやすいので注意が必要です。正しく結ぶと下のような出来上がりになります。

 

二重てぐす結び(ダブルフィッシャーマンズノット)

てぐす結びの時に、ロープをふた巻きします。

ロープ同士の結合がさらに強力になるので信頼性の高い結び方です。

登山用ザイルを結合する場合に多く使用されています。こちらも強いテンションがかかると結び目が硬く締まります。

こちらも、ロープをふた巻きする方向を間違えやすいので注意が必要です。

 

シートベント

この結び方は、簡単で、結び目が硬く締まらないので解きやすい結び方です。また、径の違うロープ同士でも比較的しっかりとつなぐことができます。

次に、覚えやすいシートベントの結び方を説明します。

まず、ロープを折り返して左手に持ち、人差し指を立てます。

輪の中にロープを下から通し、人差し指にかけます。

人差し指にかけたロープを大きく手前に回し、矢印のように輪の中を通します。

ロープを輪の中に通したら、人差し指を抜きます。

結び目を締めます。

 

ダブルシートベント

シートベントの結び目を二回まわし、さらに強くした結び方です。

シートベントと同じく、テンションがかかっても結び目が硬くならず、また径の違うロープ同士を結合させるのにも適しています。

写真では床に置いて説明していますが、前述のシートベントと同様に、人差し指を使って結ぶと便利です。

もう1回まわします。

 

本結び(リーフノット、真結び)

本結びは、ロープ同士をつなぐ最も簡単でよく知られている結び方です。

テンションがかかると、結び目が硬くなります。

測鉛結び

ほかに呼び方があると思いますが、海上では測鉛(そくえん)結びと呼んでいます。

測鉛結びは、輪のあるもの同士をつなぐ結び方で、テンションをかけても結び目は締まらず、すぐに取り外すことができます。

例では便宜上カラビナを使用していますが、測鉛結びは輪が開かないもの同士をつなぐ時に使います。

次回の「登山のロープワーク。船乗りが教えるロープの結び方その3」では、覚えておくと便利な結び方、ロープワークの考え方や実戦での応用の仕方について説明します。

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プロフィール



初登山は雌阿寒岳。

学生時代に山岳部リーダーを経験し、阿寒、知床、大雪を中心に活動。

以来、北海道の山を舞台にオールシーズン単独行にこだわり続け30年。

現在は主に日高山脈をフィールドにしている山オタクのアマチュア登山者。



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