20Dec
初心者のための登山用語集211語(ま~わ行)
ま行
ま
・巻き
沢登りにおいて、正面に滝やゴルジュなどがあって、通過困難な場合に岸の斜面を登って上流に出るルートを取ること。
・巻き道
巻き、高巻きをするルートのこと。
・マップケース
地形図を携帯する時に使用する透明のソフトケース。
・マントル
ガスランタンの芯に使用する使い捨ての発光体。
み
・ミッドレイヤー
登山用の服装の中間着。ミドルレイヤー。行動着の場合が多い。
め
・メタ
固形アルコール。燃料系携帯コンロの予熱に使用する。
・目出し帽
毛糸やフリースなどで出来た、目だけ開いている防寒帽。
も
・モルゲンロート
朝日で雪山が真っ赤に染まる絶景のこと。夕日の場合はアーベンロート。
や行
や
・ヤッケ
防風・防寒のために着る、ナイロン製などのウインドブレーカー。
・藪こぎ
潅木や笹やぶなどの歩きづらい場所を歩くこと。
・山スキー
雪山登山やバックカントリーで使用するスキーのこと。
登高時に、かかとがフリーになる金具(ビンディング)が付いている。
ゆ
・雪目(ゆきめ)
雪盲のこと。
よ
・予熱
ガソリンや灯油などの液体燃料系コンロを着火する場合、あらかじめバーナー部分をアルコールなどを使用して加熱すること。
・予備食
登山日数分の食料以外の予備の食料のこと。
通常、登山日程が長引いた場合に備え、何食分か持って行く。
ら行
ら
・らく
落石のこと。
落石に遭遇した場合、他の登山者に危険を知らせる目的で大声で「らーくっ!」叫ぶのが一般的である。
・ラジウス
スウエーデン、ラジウス社製の液体燃料系の携帯コンロ。
液体燃料系携帯コンロは数種類(マナスル、プリムス、オプティマスなど)あるが、それらの代名詞として使われることがある。(液体燃料系携帯コンロのホエーブスはラジウスとは言わない。)
・ラッセル
雪山において、パーティーの先頭の者が深雪をかきわけながらルートを作ること。
・ランタン
キャンプ用のランプのこと。
ローソク、灯油、ガス、LEDなど様々な種類がある。
・ランニング登山
走りながら登山をする、登山スタイル。
現在のトレールランのこと。
り
・リーダー
登山パーティーの最高責任者。リーダーは登山中のパーティーの安全を確保する義務があり、登山計画、メンバー構成、気象判断、登山の続行・中止など、すべてリーダーの判断によって行われる。メンバーはリーダーの決定に従う義務がある。
・リングワンデリング
雪山で吹雪やホワイトアウトなどで、視界が効かない時に自分の位置が分からなくなり、輪を描くように同じ場所をぐるぐると彷徨うこと。
る
・ルート
登山路のこと。登山道の有無にかかわらず、登山路全般をルートという。
・ルートハンティング
正しいルートを探しながら登高すること。ルートファインディング。
・ルートファインディング
ルートハンティングのこと。
・ルンゼ
岩石質の急峻な沢地形(溝)。
ろ
・廊下
ゴルジュ、函のことを指す場合もあるが、特にこれらが連続して続く場所を廊下と呼ぶ。
・ロッククライミング
岩を登攀すること。岩登り。氷壁を登攀する場合はアイスクライミング。
・ロングスパッツ
膝下まである長いスパッツ(ゲイター)。
わ行
・わかん
輪かんじきの略称。
・草鞋(わらじ)
藁で編んだ草履。容易に脱げないよう、足に固定するための長い藁縄が付いている。
沢登りで使用される。
・ワンダーフォーゲル
山岳部が登山のみを目的としているのに対し、ワンダーフォーゲル部は登山を含むアウトドア全般を目的としている。
・ワンゲル
ワンダーフォーゲルの略。