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登山/GPSの取付位置はどこがいいか?

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登山/GPSの取付位置はどこがいい?

登山にGPS専用機やGPSアプリをインストールしたスマホなどを持って行く場合には、ホルダーに入れて携帯すると使いやすいですし、破損や紛失の防止になります。

今回は、GPSに適したホルダーや、ホルダーの適切な取付位置について考えていきます。



市販のGPSホルダー

市販のGPSホルダーには、腕に装着するタイプ、ザックのベルト類に装着するタイプなどがあり、ガーミン各機種にぴったりフィットした商品がそれぞれ販売されています。

価格は4000~5000円程度で、やや高い印象です。

腕に装着するタイプ

アームタイプGPSホルダー【eTrex10,20,30用】≪あす楽対応≫

マウンテンクラフト社製のアームホルダーです。

腕に装着したままGPSの画面を見たり、操作ができますので、行動中、頻繁にGPSを見たい人ならこのタイプになるでしょう。

画面部分はむき出しで、透明ビニールが付いていませんが、これは画面が曇って見づらくなるのを防止しています。

腕に装着することで、常に画面を見ることができますが、一方で腕がやや鬱陶しく、邪魔に感じることもあります。

ベルト類に装着するタイプ

ライトタイプGPSホルダー S【eTrex10,20,30用】≪あす楽対応≫

こちらもマウンテンクラフト社製のホルダーです。

裏面はワンタッチでベルトに止める部品が付いていて、下の写真のように縦方向や横方向のベルトに固定することができます。(ベルト幅30mm以下に対応)

頻繁にGPS画面を見ない人なら、こういうタイプのホルダーの方が使い勝手が良く、藪こぎなどハードな状況で持ち歩きたい時にも適していると言えます。

 

使いやすい取付位置は?

実際の登山ではGPSを頻繁に見ない場合が多い

一般的に登山中、GPSの画面を見る頻度はそんなにあるものではありません。

道が明瞭な山ではGPSを一度も見ないことは普通にあります。

登山道が不明瞭な上級者向けの山や、冬山を登る場合でも、通常、地形を十分に把握してから入山しますので、現在地に疑問を感じた時に、時折GPSを見る程度です。

登山道が不明瞭な山を登るような人は、上級者にカテゴリーされると思います。

上級者は地形図の読図やコンパスを使用できるわけですから、GPSで一度現在地を確認すれば正しいルートを把握することができますので、画面にかじりつきながら歩くようなことはそうあるものではありません。

GPSを頻繁に見なければいけない場合とは、完全に迷ってしまった場合や、冬山で視界不良に遭遇した場合など限られています。

従って、通常の登山では、リアルタイムで画面を見ることができるアームタイプのホルダーよりも、ベルト類に装着できるタイプのホルダーの方が使い勝手が良い場合が多いと思います。

アームタイプホルダーはスキー滑走中でも画面を見ることができるなどの理由から、バックカントリースキーヤ―を中心に人気があるようです。

ショルダーベルトが使いやすい

GPSの取付位置を考える場合、受信感度が良い、歩行の邪魔にならない、ぶつけたり落としたりしない、使いたい時にはすぐに使えるなどを満たしている必要があります。

ザックヘッドの雨蓋の物入れに入れる、シャツの胸ポケットに入れる、ザックのヒップベルトに付けるなど色々試してみましたが、筆者の場合、ザックのショルダーベルトに付けるのが、一番使いやすいという結論に達しました。

ショルダーベルトにホルダーを取り付けることで4つの条件をバランスよくクリア―できます。

沢の渡渉がある登山においても、水深がショルダーベルトより深い場所を渡渉することはそうないので、水没の心配もなく好都合です。



汎用ホルダーとマジックテープで簡単自作

安上がり!これで十分実用的

市販のGPSホルダーは値段設定が微妙なような気がします。

そこで、ホームセンターなどで売られている汎用品のポーチを使ってGPSホルダーを自作してみました。

上の写真はどれも汎用ポーチで、コンパクトカメラやスマホなどが入るものです。

このようなポーチは、ホームセンターや家電量販店などにあり、価格は1000~2000円程度です。

裏面。カラビナ用ループがあるものとないものがある

裏側には大概ベルト通しが付いています。

カラビナ用ループがあるものとないものがありますが、カラビナ用ループのあるものの方が適しています。

マジックテープとカラビナを付ける

100均などに売っているマジックテープを適当な長さに切り、ベルト通しに通します。

上の写真では、カラビナ用ループがないので、ループがわりにひもを輪にして結び、カラビナを付けました。

ザックのショルダーベルトにマジックテープを巻き付けて止め、ずり下がりと脱落防止用にカラビナをショルダースタビライザーのベルトにかけて完成です。

マジックテープは1本でも十分止まりますが、2本の方がポーチがよりしっかりと止まります。

筆者はこの方法で10年以上GPSを登山に持ち歩いていて、藪こぎなどもしますが、不都合を感じたことは一度もありません。

安価な汎用品でも、使いやすいポーチがあれば、このような方法でザックに取り付けることができます。

筆者はジップロックに入れてからポーチに入れています。

GPSのほとんどは日常生活防水なので、激しい水濡れは避けなければなりません。

高価なものですので、上の写真のように何らかの防水措置をした方が無難だと思います。


GARMIN(ガーミン) 登山用 ハンディ GPS eTrex 20J 【日本正規品】 97016

まとめ

GPSを頻繁に見ながら登山をしたい人にはアームタイプの専用ホルダーになると思いますが、時々位置を確認するような使い方なら、ベルト類に装着できるタイプの方が自作も簡単にできますので経済的です。

自分の登山スタイルに合ったホルダーを選んで、ベストな位置に装着しましょう。



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プロフィール

フリーライター。元船員。
学生時代に山岳部リーダーを経験し、阿寒、知床、大雪を中心に活動。
以来、北海道の山をオールシーズン、単独行にこだわり続け30年。
現在は主に日高山脈をフィールドにしている山オタクのライター。



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