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携帯浄水器ソーヤーの浄水スピードを比較!
携帯浄水器「ソーヤーシリーズ」の検証については、以前の記事で「マイクロスクイーズ(SP2129)」の浄水スピードの計測を行いましたが、今回は、浄水スピードがシリーズ最速とされる「スクイーズ(SP129)」についても計測を行い、両者の比較検証をしていきます。ソーヤーシリーズの携帯浄水器には4つのラインナップがあり、浄水スピードについては、遅い順から、 ・ ソーヤーミニ(SP128) ・ マイクロスクイーズ(SP2129) ・ スクイーズ(SP129及びSP131) とされておりますが、登山中の水作りにおいては、浄水スピードは速ければ速いほどストレスが少なく、より実用的であると言えます。…
検証!携帯浄水器ソーヤーは登山に使えるのか?
縦走など泊を伴う登山では、基本的に毎日「水作り」をしなければなりません。 沢や沼などの水を煮沸するという方法が一般的ですが、パーティーの人数や翌日の水場の有無によっては、大量の水を作らなければならないこともあり、疲れた体に長時間の水作り作業は辛いものです。 そこで、携帯用浄水器が登山の実戦に使えるのならば、時間と労力の節約になり、燃料消費も少なくなるので携行する燃料も減らすことが可能になり、装備の軽量化にもなります。 今回は、携帯用浄水器が実際の登山に使えるのかどうかを検証してみました。…
夏山登山究極の熱中症対策~暑熱順化トレーニングとは
登山は熱い日差しを受け、限られた水分を取りながら長時間の歩行を強いられますので、熱中症に非常にかかりやすい競技のひとつと言えます。 登山の熱中症対策は、これまでにも紹介したように、水分、塩分、糖分、ミネラル分の補給の仕方を工夫することで、ある程度は凌ぐことができます。しかし、熱中症のかかりやすさには年齢や体力などによる個人差がありますので、どんなに万全の対策をしても熱中症にかかってしまう人もおります。…
不起訴か?トムラウシ山遭難事故を振り返る
平成21年(2009年)7月に起きたトムラウシ山のツアー登山大量遭難事故で、登山ガイドとツアー会社が業務上過失致死で送検されていましたが、検察庁は全員不起訴処分にしました。百名山ブームやツアー登山の問題が大きく取り上げ…
夏山用シュラフ(寝袋)の選び方
夏山シーズン到来です。初めて泊を伴う登山を計画している人もたくさんいることでしょう。テント泊にしても、山小屋泊にしても必要になるのが「寝袋(シュラフ)」です。今回は夏山用シュラフの選び方について説明していきます。…
夏山遭難と低体温症~疲労凍死を防げ!
初夏と秋の登山では、中高年登山者を中心に、毎年のように低体温症による疲労凍死事故が発生しています。今年も知床岳と十勝岳で既に犠牲者が出ています。今回は夏山の低体温症と対策について説明します。本救急医学会によれば、低体温…
低体温症か!知床岳遭難死亡事故を分析する
6月11日、知床岳と十勝岳で低体温症と見られる登山者2名が死亡しました。夏山の低体温症(疲労凍死)は、初夏や秋の天気の悪い時に多く発生しています。今回は知床岳と十勝岳で発生した遭難死亡事故を、報道から知り得る範囲で分析…
夏山の歩き方~安全で疲れにくい歩行技術
1日の登山の歩行時間は短くても2~3時間、長いと10時間を超えます。人の歩き方には癖があったりします。意識しなくてもバランスの取れた疲れない歩き方ができる人もいれば、そうじゃない人もいます。歩き方に無駄な動きが多くても…
夏山装備(縦走編)
今回は2日以上にまたがる山行の場合、つまり全荷(ぜんに、宿泊可能なフル装備)の夏山装備について書いていきます。装備の選び方の基本的な考え方は必要なものを必要なだけ分だけ持って行くという点では日帰り登山と一緒です。日帰り…
夏山装備(日帰り編)
北海道の山の2000m級は本州の山の3000m級と同じ気象条件といわれています。北海道の山で、ある程度手軽に日帰り登山ができる山は基本的に1000m~1500m級が多く、2000m級でも途中までロープウエイがある表大雪…