CATEGORY冬山
スノーシュー、わかん、アイゼン~どんな時に使うのか?
春山シーズンとなり、今期雪山デビューする方もたくさんいると思います。今回は雪山での足回り装備、スノーシュー、わかん、アイゼンの役割や使い分けについて簡単に説明していきます。雪山では、登山中に雪質が刻々と変化しますので…
60年前のわかんを復活させる
以前に「懐かしい昭和の登山装備。わかん、尻あて、ラジウス」で紹介し、現在は飾り物にしている、60年前の「わかん」を現役復帰させます。少しもったいないような気もしますが、まだ十分な強度があるなら山道具としての役目は終わっ…
スキーのシールは自作できるのか?
山スキーの道具をそろえるには、けっこうお金がかかります。シールは平均2万円ほどします。一般的な粘着タイプのシールを手作りするのは難しいと思いますが、昔からあるベルト式のシールならなんとか手づくりできるのではないかと思い…
ピッケルの種類と選び方
雪山をストック(トレッキングポール)だけで登る場合がありますが、それは滑落の危険がない低山などの限られた場合です。ルート上に急登がある山や、森林限界を超えるような山では滑落などに備え、ピッケルを使用するのが基本です。…
古いスキーブーツは本当に壊れる
購入から年数が経過したスキーブーツはプラスチックが劣化して、使用中に突然崩壊することがありますので注意が必要です。今回は、購入から20年を経過したスキーブーツが実際に壊れた話のレポートです。練習中に突然パキッ!ほとんど…
冬山登山に山スキーは絶滅したか?
冬山登山では深雪を歩行するための道具が必要です。古くは山スキー、わかん、最近ではスノーシューがよく使用されるようになりました。山岳用スノーシューはわかんより浮力が大きく、少々のクラスト斜面でも滑らないので、冬山では大変…
またか?大雪山旭岳4人遭難~事故を分析
H29年10月17日、日本百名山のひとつ、旭岳において、男女4名が道迷い遭難を起こし、警察や自衛隊まで出動する事態が発生しました。北海道の最高峰、表大雪旭岳(2290m)の旭岳温泉コースは通年、道迷いによる死亡遭難事故…
過去の遭難に学ぶ~八甲田山雪中行軍遭難事故
明治35年(1902年)1月下旬、青森にある陸軍歩兵第5連隊が冬の八甲田山系(1585m)で行軍訓練中、道に迷い、210名中199名が死亡(凍死)するという山岳遭難史上最悪の事故が起こりました。今回は、事故の時系列、第5…
10本爪アイゼンは厳冬期用?購入に注意しよう!
アイゼンには軽アイゼンと本格アイゼンがあります。かつてアイゼンと言えば、4本爪や6本爪アイゼンのことを軽アイゼン、10本爪以上のものを本格アイゼンとして区別していましたが、最近では低山ハイク用の10本爪軽アイゼンが登場し…
雪崩対策!~雪崩ビーコンの選び方
雪崩に巻き込まれた人は一刻も早く救出しなければなりません。雪崩遭難の生存率は埋没後15分後で92%、45分後で26%と時間が経過すると急激に生存率が下がります。遭難者は迅速に発見し、迅速に掘り起こさなければいけません。…