山登り初心者とステップアップしたい経験者の方へ登山講座

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元山岳部部長の登山講座

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登山靴の手入れ(革製登山靴)

昔、革製登山靴のメンテナンスと言えば、ミンクオイルや野球のグローブに塗る固形オイルをたっぷりと塗るだけでしたので、防水効果はほとんどなく、ひと雨当たるとすぐに油分がなくなってしまい、雨の日は靴の中が常にずぶ濡れというのが当たり前でした。 現在の登山靴は保革に加え、防水という考え方が主流となり、雨の日の山行も随分と快適になりました。 今回は革製登山靴の手入れ方法について説明していきます。登山靴の手入れ方法はそんなに難しいものではありません。靴の材質に限らず、「クリーニング(泥落とし)→防水処理→乾燥」という流れはどの靴も…

ゴアテックスの手入れ~正しい洗濯方法でバッチリ撥水!

ゴアテックス製品を使っているうちに、表面が撥水せず水分が生地にしみ込むようになっていませんか?ゴアテックス製の雨具、アウター、帽子などの衣類は普通の洗濯洗剤で洗うと撥水性を失い、ゴアテックス本来の性能が発揮できなくなって…

過去の遭難に学ぶ-カムエク八の沢カールヒグマ襲撃事件

過去に起こった特異な山岳遭難を検証していきます。今回は昭和45年7月25日~27日、日高カムイエクウチカウシ山、八の沢カールにおいて福岡大学ワンダーフォーゲル同好会5名がヒグマの襲撃に遭い、3名が犠牲となった遭難事故…

過去の遭難に学ぶ-札内川十の沢大雪崩事故

過去に起こった特異な山岳遭難を検証していきます。今回は昭和40年3月14日、日高山脈札内川十の沢で発生した、大雪崩によって北大生6名が犠牲となった遭難事故を振り返ります。事故の概要北大山岳部員6名は昭和40年3月11日…

沢田リーダーの手記(全文)-札内川十の沢大雪崩事故

昭和40年3月14日に発生した札内川十の沢雪崩事故で亡くなられた北大山岳部沢田義一リーダーが地形図の裏に書き残した手記(遺書)の全文です。(遭難事故の概要は札内川十の沢大雪崩事故に掲載しています。)…

懐かしい昭和の登山装備。わかん、尻あて、ラジウス

登山を始めたころに山の先人達から頂いた旧式の装備たち。今回は、倉庫に眠っている昭和の動態保存、わかん、尻あて、ラジウスを紹介します。わかんは、「輪かんじき」のことで、登山では「わかん」という言い方が定着しています。わかん…

懐かしい昭和の登山装備。登山靴、ピッケル

登山を始めたころに山の先人達から頂いた旧式の装備たち。今回は、倉庫に眠っている昭和の動態保存、登山靴(ナーゲル靴)とピッケルを紹介します。写真の登山靴は80歳になる山の先輩が昭和30年ころに新品で購入し使用していた…

懐かしい昭和の登山装備。60年前の「キスリング」

私が本格的に登山を始めたのは高校山岳部時代からなのですが、この時は最新の装備をすべてそろえることはできませんでしたので、山の諸先輩達から頂いた旧式の装備を使用していました。今回は、倉庫に眠っている昭和の動態保存の一部を…

登山装備 テント

登山用テントのまとめ~テントの張り方2(強風時)

実戦的なテントの張り方について、今回は風が強い時のテントの設営方法やその他のトラブルについて説明します。(前回記事、風が弱い時のテントの張り方はこちらです→「テントの張り方1」)風が強い時は設営・撤収の手順を間違えるとテント…

登山装備 テント

登山用テントのまとめ~テントの張り方1(弱風時)

今回は実際の登山において、どのようにテントを張るのか、実戦的なテントの設営方法について説明します。ここでは、2本のポールが骨組みになっている一般的なドーム型テントの設営・撤収方法について説明します。メーカーによっては…

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プロフィール

フリーランサー。元船員(航海士)
学生時代に山岳部チーフリーダーを経験し、阿寒、知床、大雪を中心に活動。
以来、北海道の山をオールシーズン、単独行にこだわり続け35年。
現在は主に日高山脈をフィールドにしている山オタクのライター。
※他サイトにおいて元山岳部部長を名乗る個人・団体が存在しますが、それらは当サイトとは一切関係ありませんのでご了承ください。



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