山登り初心者とステップアップしたい経験者の方へ登山講座

menu

元山岳部部長の登山講座

CATEGORY遭難事故

熊よけスプレー~ホルダーと取付位置は?

クマよけスプレーはクマと遭遇し、襲われそうになった時に直ちに使用できなければ意味がありません。そのためには、使いやすいホルダー(ホルスター)が必要となります。クマよけスプレーは現在5種類ほど市場に出回っており、ほとんど…

不起訴か?トムラウシ山遭難事故を振り返る

平成21年(2009年)7月に起きたトムラウシ山のツアー登山大量遭難事故で、登山ガイドとツアー会社が業務上過失致死で送検されていましたが、検察庁は全員不起訴処分にしました。百名山ブームやツアー登山の問題が大きく取り上げ…

冬登山の滑落停止

冬山の滑落停止法とは?~素早く止めるのがミソ

雪山で滑落し、スピードがつくと何をやっても止まりません。滑落したらどのような方法でも良いので、少しでも早く止めなくてはなりません。今回は雪山での滑落停止法について考えてみます。滑落停止には様々な方法があり、技術書に書か…

またか?大雪山旭岳4人遭難~事故を分析

H29年10月17日、日本百名山のひとつ、旭岳において、男女4名が道迷い遭難を起こし、警察や自衛隊まで出動する事態が発生しました。北海道の最高峰、表大雪旭岳(2290m)の旭岳温泉コースは通年、道迷いによる死亡遭難事故…

幌尻岳3名溺死~遭難事故を分析する

8月29日、幌尻岳(2052m)を下山中のパーティーが額平川(ぬかびらがわ)四ノ沢出合付近で渡渉中、3名が溺死するという遭難事故が発生しました。幌尻岳は日高山脈という国内屈指の危険で特殊な山域にあり、気軽に登れる山では…

登山とヒグマ対策2~ヒグマを避ける方法

前回はヒグマの習性について説明しました。今回はヒグマに出会わないようにするためにはどうするかについて説明します。ヒグマを避ける基本 まずは、ヒグマの痕跡に気づくことが大切です。ヒグマの糞、木の幹へのマーキングの跡(爪跡など)…

登山と熱中症対策!水分・塩分・糖分・ミネラルをとれ!

登山は炎天下で飲み水が限られた状態で長時間行動しなければなりませんので、熱中症のリスクが高い運動と言えます。今回は登山の熱中症対策について説明します。熱中症は高温の環境に長時間さらされることで、体温調節機能が乱れ、体温…

夏山遭難と低体温症~疲労凍死を防げ!

初夏と秋の登山では、中高年登山者を中心に、毎年のように低体温症による疲労凍死事故が発生しています。今年も知床岳と十勝岳で既に犠牲者が出ています。今回は夏山の低体温症と対策について説明します。本救急医学会によれば、低体温…

低体温症か!知床岳遭難死亡事故を分析する

6月11日、知床岳と十勝岳で低体温症と見られる登山者2名が死亡しました。夏山の低体温症(疲労凍死)は、初夏や秋の天気の悪い時に多く発生しています。今回は知床岳と十勝岳で発生した遭難死亡事故を、報道から知り得る範囲で分析…

過去の遭難に学ぶ~八甲田山雪中行軍遭難事故

明治35年(1902年)1月下旬、青森にある陸軍歩兵第5連隊が冬の八甲田山系(1585m)で行軍訓練中、道に迷い、210名中199名が死亡(凍死)するという山岳遭難史上最悪の事故が起こりました。今回は、事故の時系列、第5…

さらに記事を表示する

プロフィール

フリーランサー。元船員(航海士)
学生時代に山岳部チーフリーダーを経験し、阿寒、知床、大雪を中心に活動。
以来、北海道の山をオールシーズン、単独行にこだわり続け35年。
現在は主に日高山脈をフィールドにしている山オタクのライター。

※他サイトにおいて元山岳部部長を名乗る個人・団体が存在しますが、それらは当サイトとは一切関係ありませんのでご了承ください。



カテゴリー