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熊よけスプレー~ホルダーと取付位置は?

熊よけスプレー~ホルダーと取付位置は?

熊よけスプレーは熊と遭遇し、襲われそうになった時に直ちに使用できなければ意味がありません。

そのためには、使いやすいホルダー(ホルスター)が必要となります。

現在市場に出回っている、熊よけスプレーのほとんどは、専用ホルダーが付属か、別売りされていますが、ホルダーの形状や使い勝手などはまちまちです。

取付位置やホルダーの形状によっては、落としたり、誤射する可能性もありますので工夫が必要です。

今回は、熊よけスプレーのホルダー選びや取付位置について考えていきます。




ホルダーにはどんなものがあるのか

カウンターアソールトCA230・カウンターアソールトストロンガーCA290用ホルダー

左:CA230 右CA290(ストロンガー)

アマゾン カウンターアソールトCA230ホルスター付
アマゾン カウンターアソールト・ストロンガーCA290ホルスター付

カウンターアソールトの総代理店アウトバック社から、専用ホルスターが販売されており、フタがベルクロ式と、バックル式の2種類があります。

専用ホルスター(ベルクロ式)

アマゾン カウンターアソールト専用ベルクロホルスター
楽天   カウンターアソールト専用ベルクロホルスター
yahoo  カウンターアソールト専用ベルクロホルスター

専用ホルスター(バックル式)

楽天  カウンターアソールト専用バックルホルスター
yahoo カウンターアソールト専用バックルホルスター

カウンターアソールトには、CA230とCA290(ストロンガー)の2種類があり、ストロンガーの方が缶の外径がやや大きいのですが、どちらの専用ホルスターも、CA230とCA290が収納できます。

装着方法ですが、どちらも本体にベルト通しがついていますので、ズボンのベルトなどに装着することができます。

ベルト通しは、幅70mmのベルトまで通すことができます。

(※現在(R5.4)アマゾンでセット販売されている、カウンターアソールトホルスターセットの付属ホルスター(ベルクロ式と思われる)は、純正品によく似ていますが、アウトバック社製ではなく、アルデ社製です。)

また、ホルキン社からCA230対応用、CA290対応用として、ザックのショルダーベルトに装着するタイプのホルダーが販売されています。

フタはベルクロ式で、装着方法は本体に付いている3本のベルクロでザックのショルダーベルトに装着する方式です。

裏側にベルクロが3本付いている

楽天 肩ベルト装着型カウンターアソールトCA230対応ホルダー
楽天 肩ベルト装着型カウンターアソールトCA290対応ホルダー

同じく、ホルキン社から、胸に装着するタイプ(フタはベルクロ式です)のホルダーも販売されています。

こちらは、カウンターアソールトCA230用、CA290用、UDAP用、ガードアラスカ用の4種類を選択することができます。


楽天 胸部装着型ホルダー カウンターアソールト,UDAP,ガードアラスカ対応

メース ガードアラスカ用ホルダー

ガードアラスカ

アマゾン メース ガードアラスカ ホルスター付
yahoo  メース ガードアラスカ ホルスター付

こちらは、ベルクロ式のフタが付いている、専用ホルダーがセット販売されていますが、装着方法の説明はありません。

このほか、ガードアラスカに対応するホルダーとしては、ホルキン社からザックのショルダーベルトに装着するタイプと、胸に装着するタイプの2種、防犯グッズ専門店ボディーガードから、ズボンのベルトに装着するタイプが販売されています。

ホルキン社のショルダーベルトに装着するタイプのものは、フタはベルクロ式で、装着方法は本体に付いている3本のベルクロでザックのショルダーベルトに装着します。

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楽天 肩ベルト装着型ガードアラスカ 255g対応ホルダー

先ほども紹介しましたが、ホルキン社の胸に装着するタイプは、フタはベルクロ式になっています。

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楽天 胸部装着型ホルダー カウンターアソールト,UDAP,ガードアラスカ対応

ボディーガードのホルダーは、フタはベルクロ式で、装着方法は本体に付いているベルト通しでズボンのベルトなどに装着します。

ベルト通しの適合幅は公表されていませんが、写真で見る限り、カウンターアソールト用ホルダーと同じか、やや狭いよう見えます。

楽天 ボディーガード 9〜16オンス用スプレーホルスター

 

フロンティアーズマン(ベアーアタック)用ホルダー

アマゾン  フロンティアーズマン9.2オンス272mlホルスター付

フロンティアーズマン(輸入業者によっては「ベアーアタック」の名称)は、ショップによって専用ホルダーがセット販売されている場合と単品の場合があります。

単品で購入した場合は、専用ホルダ―が別売りされています。


yahoo フロンティアーズマン用ベルトホルスター

フロンティアーズマンには、7.9オンス缶(224g)と9.2オンス缶(260g)がありますが、専用ホルダーは共用です。

装着方法はベルト通しでズボンのベルトなどに装着するタイプで、フタはないと思われます。

ベルト通しの適合幅は公表されていません。

 

UDAPペッパーパワー用ホルダー

UDAPペッパーパワー

アマゾン UDAP熊撃退スプレー ホルスター付 米国森林警備隊採用
専用ホルダーとセットで販売されています。

専用ホルダーの詳細は公表されていませんが、引き金部を覆うフタはなく、装着方法はズボンのベルトなどに引っ掛けて止めるタイプだと思われます。

また、UDAP対応用として、ホルキン社からザックのショルダーベルトに装着するタイプと、胸に装着するタイプのホルダーが販売されています。

ショルダーベルトに装着するタイプは、フタはベルクロ式で、装着方法は本体に付いている3本のベルクロでザックのショルダーベルトに装着する方式です。

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楽天 肩ベルト装着型UDAP熊撃退スプレー225g対応ホルダー

胸に装着するタイプのホルダーのフタはベルクロ式です。

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楽天 胸部装着型ホルダー カウンターアソールト,UDAP,ガードアラスカ対応

ポリスマグナムB-610用ホルダー

ポリスマグナムB-610

アマゾン 熊撃退スプレーB-610ホルスター付

護身用品販売店TMM社から、ポリスマグナムB-610の専用ホルダーが販売されています。

フタはボタン止めと、ベルクロ式の二重構造になっており、誤射防止が強化されています。

装着方法は、本体にベルト通しが付いていますので、ズボンのベルトなどに装着することができます。

ベルト通しは、幅60mmのベルトまで通すことができます。

ベルト通し上部にハト目が付いていますので、カラビナなどを付けることができます。


アマゾン 熊撃退スプレーB-610専用ホルスターケース N-16FM

汎用ホルダー

こちらはザックメーカーのミステリーランチ社から出ている汎用ホルダーですが、対応するスプレーや適合サイズなどの記載はありません。

ズボンのベルトなどに装着するタイプ(ベルクロ式)で、フタはなく、引き金部が剥き出しですので、藪こぎをする時には、安全装置が外れて誤射しないよう注意が必要になるでしょう。

楽天  【国内正規品】 ミステリーランチ ベアスプレーホルスター
yahoo 【国内正規品】 ミステリーランチ ベアスプレーホルスター

こちらは、マムートから出ているボトルホルダーです。(熊よけスプレー用ホルダーではありません)

メーカーの説明では、1Lボトルまで対応してるとされていますので、熊よけスプレー(外径50mm~59mm程度)を収納可能と思われます。

上部を覆うフタが付いていませんので、誤射防止の工夫が必要になるでしょう。

装着はベルト通しを使用して、ズボンのベルトなどに付ける方法と、2本のベルクロを使用してザックのショルダーベルトに付ける方法が選べます。

上部のプールにカラビナなどを付けることもできます。

価格が2~3千円程度と安いのが魅力です。


アマゾン マムートリチウム アド-オン ボトル ホルダーblack
楽天   マムートリチウム アド-オン ボトル ホルダーblack
yahoo  マムートリチウム アド-オン ボトル ホルダーblack



熊よけスプレーのサイズ比較~他社製の専用ホルダーは使えるのか?

熊よけスプレーの寸法は各社で大きな違いがありませんので、他社製の専用ホルダーを使用できる可能性があります。

メーカーや販売店が公表している各熊よけスプレーの寸法は下記のとおりです。

  • カウンターアソールトCA230  全長215mm 外径52mm
  • カウンターアソールトCA290  全長215mm 外径59mm
  • UDAPペッパーパワー      全長210mm 外径52mm
  • フロンティアーズマン(7.9オンス) 全長220mm 外径53mm
  • フロンティアーズマン(9.2オンス) 全長240mm 外径53mm
  • ガードアラスカ          全長235mm 外径55mm
  • ポリスマグナムB610      全長235mm 外径54mm

全長と外径だけでいうと、ガードアラスカ、ポリスマグナム、フロンティアーズマン(9.2オンス缶)はやや背が高く、カウンターアソールトCA290はやや太めであること以外、ほぼ似たような寸法であることがわかります。

大は小を兼ねると考えれば、カウンターアソールト専用ホルダー(CA230、CA290共用)のBH2やBHB2は、UDAPやフロンティアーズマン(7.9オンス缶)を収納できる可能性が高いでしょう。

また、ポリスマグナムB610用の専用ホルダーは、ガードアラスカとフロンティアーズマン(9.2オンス缶)を収納できる可能性が高いと思います。

若干のガタつきは、緩衝材を巻いたり、詰め物を入れたり、工夫すれば対応できるのではないかと思います。

 

藪こぎなどハードな条件に適した形状とは

熊よけスプレーをハードは条件で携帯した場合、枝などに引っ掛けて安全装置が外れ、誤射する危険があります。

登山道など、水がない場所でスプレーを浴びれば死活問題になりかねません。

そのためには、スプレーの引き金部がフタできっちりと覆ってあるタイプのホルダーがおすすめです。

ホルダーのフタはベルクロタイプとバックルタイプがあり、どちらでも良いと思いますが、バックルタイプの方が誤ってフタが開いてしまう危険性は少ないと思われます。

カウンターアソールト用バックルホルダーBHB2。引き金もしっかり保護されている

筆者は20年来、バックルタイプの専用ホルダーを使用していますが、日高山脈の縦走や厳しい藪こぎの最中、フタが外れそうになったことは一度もありません。

また、スプレーを取り出す時は、ワンタッチでフタが開きますので素早くスプレーを構えることができます。

 

登山の場合、取付位置はどこがいい?

ホルキン製のホルダーを除き、ほとんどのホルダーはベルト通しを使用してズボンのベルトやザックのヒップベルトなどに装着するタイプです。

ベルト通しの適合範囲は概ね60mm~80mm程度であり、太めのベルトでも装着できるようになっています。

しかし、登山に携帯する場合、ザックを背負っていますので、ズボンのベルトに付けると一般的な登山用ザックの場合、ヒップベルトに干渉してしまいます。

そもそも、ベルトをするようなデザインの登山用ズボンも少なくなっています。

では、ヒップベルトに装着したらどうかということですが、ザックにもよりますが、ヒップベルトの幅は30リットル程度のザックでも100mm程度はあり、パットの厚みもあります。

ほとんどの場合、ヒップベルトに装着することは困難なはずです。

ほどんどのザックはヒップベルトが太くて入らない

ヒップベルトのバックル付近ならベルトが細いので装着は可能ですが、スプレーが体の前方付近に来てしまいますので、しゃがんだり、腿を上げたときに、スプレーの下部が太腿やお腹に干渉し、鬱陶しくなります。

また、ザックを下ろすたびにホルダーが抜け落ちそうになりますので、脱落防止の工夫も必要になります。

スプレーが体の前方にくる

太腿や腹に干渉し、動きにくい

チェストベルトに装着する方法も有りだとは思いますが、チェストベルトにスプレーを装着した場合もザックを下ろす度にホルダーがすっぽ抜けそうになりますので、脱落しないような工夫が必要になるでしょう。

チェストベルト。これも有りだとは思うが・・

そこで考えられるのがヒップスタビライザーのベルトに取り付ける方法です。

ヒップスタビライザー

まずまずの装着感

これなら歩行の邪魔にならないと思いますが、ザックのデザインによってはうまく装着できないことも考えられますし、ヒップスタビライザーのベルトは緩んだりすることも考えられますので、ホルダーが脱落しないような工夫も必要だと思います。

また、腰回りは藪こぎや岩場歩きの時に枝や岩によく接触しますし、ザックを地面に置いた時にスプレー底部が地面に当たることも考えられますので、そのあたりも注意が必要です。



専用ホルダーをカスタマイズする

登山中に歩行の邪魔にならず、藪こぎをしても枝に引っかかりづらく、かつ、素早くスプレーを取り出せる位置を色々試してみた結果、筆者の場合、ザックのショルダーベルトに付けるのがベストという結論になりました。

ところが、ショルダーベルトに装着できるホルダーはホルキン製しか見当たりません。

筆者はカウンターアソールトストロンガー(CA290)と専用バックルホルスターを使用していますが、このホルダーにはベルト通ししか付いていません。

カウンターアソールト専用バックルホルスター

そこで、このホルダーをザックのショルダーベルトに装着できるようにカスタマイズをしました。

裁縫が苦手な人にはやや面倒かも知れませんが、改造はいたって簡単です。

100均で、マジックテープを買ってきて、適当な長さに切り、ベルト通しに縫い付けて出来上がりです。

ついでですが、ショルダーベルトにホルダーを装着した場合、マジックテープの締めつけ具合やショルダーベルトの形状によっては、歩行中にホルダーが徐々にずり下がってきますので、脱落防止も兼ね、ホルダーの上部にループを縫い付け、カラビナを通せるようにもしてみました。

ショルダーベルトにマジックテープで止めたあと、カラビナをショルダースタビライザーなどにかけると脱落防止にもなります。

マジックテープとカラビナ用のループを取付ける

ショルダーベルトにマジックテープで止める

ショルダースタビライザーにカラビナをかけて脱落防止

 

スプレーが顔に近いので気になる方もいるとは思いますが、このバックルホルスターの信頼性はかなりのものです。

枝に引っ掛けたり、転倒もしましたが、フタが開いたことはありません。

 

カウンターアソールト専用バックルホルスターにガードアラスカやポリスマグナムB610は入るのか?

カウンターアソールトなどの熊よけスプレーの全長は210~215mmなのですが、ガードアラスカとポリスマグナムB610だけは全長235mmと他社のスプレーより20mm程度長くなっています。

そこで、カウンターアソールト専用バックルホルスターに全長235mmのスプレーが入るのかどうかイメージしてみました。

方法はカウンターアソールトストロンガーCA290(全長215mm)の底部に幅20mmのビニールテープを重ね、擬似的に全長を235mmにして専用バックルホルスターに入れて見ることにしました。

ビニールテープを用意

ビニールテープを重ねるとガードアラスカとほぼ同じ長さ。この状態でホルダーに入れてみる。

バックルは長さが調整できますので、とりあえずはフタは締まります。

バックルの長さを調整

締まりました。

写真のように、フタがちょっと斜めを向きますが、引き金部はしっかりガードされました。

なんとか実用に耐えるレベルだと思います。

 

まとめ

ホルダーをどこに装着するのかは、それぞれ好みが別れるところですが、ホルダーやザックの形状によっては取付位置が限定されてしまいます。

使いづらい場合は、他社製のホルダーを買い直す、ホルダーをカスタマイズするなどして、ベストな状態でスプレーを使用できるようにしておくことが肝心です。






プロフィール

フリーランサー。元船員(航海士)
学生時代に山岳部チーフリーダーを経験し、阿寒、知床、大雪を中心に活動。
以来、北海道の山をオールシーズン、単独行にこだわり続け35年。
現在は主に日高山脈をフィールドにしている山オタクのライター。

※他サイトにおいて元山岳部部長を名乗る個人・団体が存在しますが、それらは当サイトとは一切関係ありませんのでご了承ください。



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