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元山岳部部長の登山講座

緊急!ヒグマが登山者を襲撃~カムイエクウチカウシ山

※R1.8.28掲載の道警本部山岳遭難発生状況、およびR1.8.19掲載の十勝毎日新聞電子版(yahooニュース)を確認したところ、2回目の事故の当初の報道内容には誤りがあったことが判明しました。

誤りのある箇所は斜線や上書き訂正しました。(R1.8.29)

 

R1年7月にカムイエクウチカウシ山八の沢カール付近で、ヒグマによる事故が連続して発生し、登山者2名が頭を咬まれるなどの怪我を負いました。

通常ヒグマは人を恐れていますので、ヒグマが登山者に近づくことはありませんが、今回発生した事故の加害グマは、クマの方から人に近づいた可能性があります

カムエクでは、49年前の昭和45年(1970年)7月に八の沢カール周辺において、大学生3名がヒグマに襲われ死亡するという、日本登山史上最悪のヒグマ事故が発生しています。(この事故の詳細については「過去の遭難に学ぶ-カムエク八の沢カールヒグマ襲撃事件」を読んでみて下さい。)

対応を誤ると、49年前と同様の事故に発展しかねません。

今回は、7月11日と7月29日に発生した、ヒグマ事故について報道や、自治体の関係者から電話で収集した情報をもとに事故を分析してみます。




事故の概要

1回目(7月11日)のヒグマ事故

神戸市の男性登山者(65歳)は単独で入山。

7月11日、八の沢カールに設営したテントを出発し、10分ほど歩いた午前4時40分ころ(当日の日の出午前4時0)、カール斜面の登山道において、体長1.5mほどの若グマと遭遇、クマとの距離は約20mであった。

男性は持っていたストックを振って追い払おうとしたが、クマは男性めがけて突進してきた。

男性は突進するクマをかわそうとしたが、すれ違いざまに右腕を引っかかれ軽症を負った。

怪我の状況 出典:UHBニュース

クマは再び男性に向かって来ようとしたが、男性が笛を吹いたところ、クマは立ち去った。

男性は登山を続行し、同日夕方自力下山し、中札内村役場に通報した。

 

2回目(7月29日)のヒグマ事故

札幌市の男性登山者(47歳、会社員)は7月28日単独で入山、八の沢カールで幕営した。

八の沢カール 出典:HBCニュース

翌7月29日午前4時ごろ、テントを片付け出発準備をしていたところ、後ろからやって来たヒグマ(若グマ)に突然襲われ、頭部、背中、肩、太腿などを咬まれ負傷した。

翌7月29日午前3時40分ころ(当日の日の出午前4時17分)、山頂から約300m下方の登山道上において、登山中、約10m先からクマのうなり声が聞こえた。

体長1.2~1.3mほどのクマが突進してきたので、小型ザックで払いのけようとしたが、背後に回り込まれ、噛みつかれた。倒されて馬乗りにされたが、足で蹴ったところ、下山方向に逃げて行った。クマに襲われた際、頭と背中に50針を縫う大怪我をした。

男性は携帯電話で家族や警察に連絡し、自力下山できない旨通報した。

ヘリから搬送される様子 出典:HBCニュース

男性は同日ヘリで救助され、札幌市内の病院に搬送されたが命に別条はないとのこと。

男性は熊鈴はつけていたが、ホイッスルは持っていなかった。

 

事故があった場所

八の沢カール(稜線から見下ろす)

カムエクを目指す場合、八の沢出合や、八の沢カールなどにテント泊し、翌日山頂をアタックして下山するというのが通常のスタイルです。

カムイエクウチカウシ山 登山ルート

報道によれば、事故現場について、1回目の事故は「八の沢カール上部」、2回目の事故は「頂上付近」などと表現されています。

日高山脈山岳センターに問い合わせたところ、1回目の事故は「八の沢カールから(山頂方向へ)出発して10分くらいの所」、2回目の事故は「八の沢カール」で発生したとのことでした。(2回目の事故は8/28道警本部HPにより、頂上から約300m下方であることが判明)

下の図は事故現場付近の拡大図です。

1回目の事故が八の沢カールを出発して約10分だとすると、おおむね1580m付近であったと推測できます。

2回目の事故はテン場で発生しているのでカール中央付近(1540m)だと思われます。山頂から約300m下方とのことですので、標高1890m付近の稜線上だと推測できます。

八の沢カールは平坦な草原で、中央付近には小さな沢が流れている良好なテン場です。

八の沢カールのテン場 H30.9月撮影

1回目の事故現場付近。カールから約10分の斜面 H30.9月撮影

カールの斜面に残されたクマの掘り返し跡 H30.9月撮影

2回目の事故現場付近。山頂から約300m下方 H12.7月撮影

2回目の事故現場付近から山頂南斜面(コイボクカール上部)を望む H30.9月撮影

カールやカール周辺はヒグマにとっても快適で良好な餌場となっており、カールの斜面では、ヒグマが植物を食べている姿が時折見られます。

なお、49年前に発生したヒグマによる死亡事故も、同じく八ノ沢カール周辺で起きています。

1回目の事故現場はやや丈のある草原帯、2回目の事故現場はあまり高くないハイ松がある岩稜帯で、両者ともに、ものすごく見通しが悪い場所ではありません。

前方を気にしていれば、人間が先にクマの存在に気づくことは可能で、視界が悪い、風が強いなどの時にはホイッスルを適宜鳴らしながら歩くといったことが必要になってきます。



武器で応戦?被害者がとった行動は

1回目の事故の場合

報道によれば、1回目の被害者はクマと遭遇した時(距離約20m)、ストックを振りまわしてクマを追い払おうとしたとあります。

これについて、クマにはどう映ったのでしょうか。

ヒグマと遭遇した時は、その距離によって対処は違ってきます。

1回目の事故の場合、「距離約20m」だったとのことですが、20mでバッタリ遭遇した場合のマニュアルとしては、

  • 走ったり、大声でわめくとクマがびっくりして攻撃を誘発する可能性があるので、次のような行動をとる。
  • クマが、ひょっこり出てきた、または立ちあがった時は、あわてず、手をゆっくり振りながら話しかけ、クマとの間に立ち木などの障害物がくるよう、静かに移動する。
  • クマよけスプレーの準備をする。(クマが鼻をヒクヒクするのは相手を確認するためである。)
  • クマが人間を無視している時は、クマから目を離さず、ゆっくりその場を離れる。(クマをにらみつけない)
  • それでも、クマが立ち去らない場合は、付近に小グマの存在やシカの死体などがあって、立ち去れない理由があるのか冷静に観察し、ゆっくりとその場を離れる。この時、急な動きをするとクマを興奮させるので避ける。

このようになっています。(ヒグマと遭遇した時の対処法について詳しくは「最新ヒグマ対策のまとめ~正しい対処法が身を守る!」を読んでみて下さい。)

ポイントは遭遇した距離が近い場合はクマを刺激しないというところです。

ストックの振りまわしの是非については、その現場にいなかった者がどうこう言うことはできませんが、マニュアルに照らし合わせれば、クマの攻撃を誘発した可能性はあったのかも知れません。

しかし、この加害グマが人の食料目当てなど、人を恐れない特殊な個体だった場合は、マニュアルどおりにいかないことも考えられますので、状況によっては、ナタなどの武器で毅然と戦う準備が必要になる場合もあるでしょう。

2回目の事故の場合

報道によれば、出発準備中に突然襲われたとあります。

被害者は背中を負傷しているということから、背後から攻撃された可能性があります。

これについて、日高山脈山岳センターに問い合わせたところ、「テントを片付けている時に、後ろからいきなり襲われたようです」とのことでした。

ヒグマと遭遇した場合に絶対にやってはいけないことに「背を向けて逃げる」ということがありますが、この事故では背を向けて逃げるといった状況はなかったようです。

また、2回目の被害者が武器やスプレーなどで応戦したかについて問い合わせたところ、「応戦はしなかったようです」とのことでした。

2回目の事故ですが、1回目の事故と同じくバッタリ遭遇だったと思われます。

しかし、クマの存在に気づいた距離は「約10m」と非常に近いことがわかります。

ヒグマと20m以下でバッタリ遭遇した場合のマニュアルを以下に紹介します。

クマが突進してこない場合は、基本的には前述の「距離20m」と同じ対処法をとりますが、クマが突進してきた場合は、以下の行動をとります。

  • 威嚇の場合がほとんどで、突進しても途中で止まったり、地面を激しく叩いたりしたあと後退することが多い。
  • 穏やかに話しかけ、クマとの間に障害物がくるようにし、後退する。クマよけスプレーの準備をする。
  • 突進の時点で威嚇行動か、攻撃行動か判断できないので、突進が3~4mに迫ったらクマの鼻と目を狙って、クマよけスプレー全量を噴射する。
  • クマよけスプレーがない、噴射しても効かなかった場合は、うつ伏せに倒れ込み、両手で頭部をガードし防御姿勢をとる。

2回目の事故の場合、クマとのにらみ合いや、クマとのやり取りがどうだったのかはわかりませんが、遭遇した距離が非常に近いので、クマがびっくりして、人間を排除するために威嚇なしでいきなり襲った可能性も考えられます。

なお、被害者は倒された際に、足でクマを蹴ったとあります。

マニュアルではうつ伏せ姿勢で頭部をガードすることになっていますが、格闘になった場合、クマが「痛い」と感じれば攻撃を止める可能性も多々ありますので、ナタなどの武器を使用してクマを叩いて反撃することも有効とされています。

この事故の場合、クマを蹴って反撃したことがクマの攻撃をやめさせるきっかけとなった可能性があります。

 

加害グマは若グマで同一個体の可能性あり

1回目の事故の加害グマは体長1.5m、2回目の事故の加害グマについても体長1.2~1.3mの若グマだったようなので、2,3歳の若グマであったと思われます。

加害グマの同一性について、日高山脈山岳センター職員の話しでは「同一個体」の可能性があるとのことでした。

49年前の死亡事故の加害グマも3歳の若グマであり、人の食料目当てに3日間にわたり執拗に登山者を追い回し、3名を殺害しています。

体長1.5mの若グマというと、ヒグマとしては小さく感じるかもしれませんが、人を襲い殺傷する力は十分にあります。

登山者が複数いたとしても、とても太刀打ちできる相手ではありません。

49年前に3名を殺害したヒグマの剝製 (日高山脈山岳センター)

 

筆者は今回の事故の前年9月にカムエクを訪れていますが、この時、2回目の事故現場の目と鼻の先である八の沢カール上部の稜線上のはい松帯(登山道上)で若グマ1頭と遭遇(距離約40m)、さらにカムエク本峰の南側斜面(コイボクカール上部)で子連れのクマを目撃(距離約300m)しています。

この時、筆者は熊鈴をつけていましたが、若グマは筆者に気づかずにいたので、ホイッスルを鳴らしたところ八ノ沢カール方向に逃げていきました。(親子グマは熊鈴の音に気づき、本峰北側の稜線にゆっくり逃げて行った)

カムエク本峰南側斜面にいた親子グマ H30.9月撮影

この付近では昨年から若グマや子連れグマが活発に動いている様子がうかがえます。

 

事故当時の気象は?ヒグマは暑さに弱く、寒いと元気

ヒグマは暑さに弱いので、暑い日には活発には活動せずじっとしています。

筆者が以前訪れた、サホロリゾートベアーマウンテンの職員の説明によると、ヒグマは気温15℃以下にならないと活発に動かないそうです。

一般的に朝晩やガスの濃い日などはヒグマと出くわす可能性があると言われていますが、これらはヒグマが暑さに弱く、寒い時には活発になるということの裏付けです。

1回目の事故も2回目の事故も早朝に発生していますが、アメダスで当時の事故現場の気象を調べてみることにします。

アメダスは事故現場に近い上札内(標高251m)のデータを使用しました。

1回目の事故があった7月11日の午前5時と、2回目の事故があった7月29日の午前4時の気象は以下のとおりです。

  • 7/11午前5時 南南東の風2.5m/s 気温10.8℃
  • 7/29午前4時 南南東の風1.2m/s 気温17.4℃

気温は標高が100m上がれば約0.6℃下がりますので、1回目の事故現場(1580m付近)では、「3℃程度」、2回目の事故現場(1890m付近)では、「8℃程度」であったと推測されます。

両事故ともにヒグマが活発になる15℃以下で発生していることがわかります。



加害グマが人を襲撃した目的は?熊鈴をつけていても安心ではない!

ヒグマが人を襲う原因は3つあると言われています。

  • 1 食害~人を食べる目的で襲う
  • 2 排除~人が所持している食べ物などを入手する、クマの所有物を人が所持している、猟師に対する反撃、不意 に出会った時の先制攻撃などで人を排除するために襲う
  • 3 戯れ・苛立ち~人を戯れの対象とする、苛立っているなどで襲う

1回目の事故、2回目の事故ともに、バッタリ遭遇の直後、突進して人に攻撃を加えていますので、人を排除(不意に出会った時の先制攻撃)した可能性が考えられます。

また、両事故ともに、比較的近い距離でクマと遭遇しております。

このことは、クマが人の気配や熊鈴の音に気づくのが遅れる場合もあるということを示しています。

特に若グマは社会経験が未熟なため、人の行動を察知して余裕をもって人を遠ざけるといった行動に慣れていないと言われています。

「熊鈴をつけていれば安心」という人もいますが、熊鈴をつけていても、登山者がクマの気配を敏感に感じ取ろうとしなければ、今回のようなクマとの偶発的な遭遇は起こり得ます。

今回の事故では、クマが登山者の食料目的で人を襲ったという事実はないようですが、今後の動向を注視しておく必要があります。

 

警察、自治体などが入山自粛を呼びかけ中!今後の対応と自粛解除の見通しは?

事故の後、警察では札内川ヒュッテの前にある「ヒュッテゲート」に立入禁止の黄色テープを張り、カムエクへの登山の自粛を求めるとともに、カムエク上空からヘリで注意を呼びかけました。(R1.8.13現在黄色テープについては撤去されていました)

ヒュッテゲートの様子 出典:UHBニュース

また、ハンターを動員して状況確認も行っています。

中札内役場住民課に今後の対策や見通しについて問い合わせたところ、加害グマの駆除については、現場は住宅地ではないことと、49年前のヒグマ事故とは同様のケースとは考えていないとのことで駆除は行わないとのことでした。

また、入山自粛解除の目途については、まったく立っていないとのことで、今後「入山自粛」から「入山禁止」などの強い表現へ変更することも視野に入れ、北海道や森林管理局と協議しながら慎重に対応していくとのことでした。

※追記1:北海道、森林管理局、警察、中札内村では当初「登山自粛をお願い・・」という表現をしていましたが、R1年8月2日に道警ヘリが現場近くでヒグマを目撃したことから、R1年8月8日現在「登山自粛を強くお願い」に変更されています。

札内川ヒュッテの入林届BOX(R1.8.13撮影)

※追記2:R2年6月、札内川ヒュッテを訪れましたが、登山自粛のポスター等は確認できませんでした。

R2.6.29十勝毎日新聞社電子版によれば、中札内村では令和2年度の対応について、「同じ危険が継続しているか分からず、検証もできない。昨年の事故の情報提供はホームページで行うが、自粛は求めない」というスタンスを取っているとのことですが、一方で、道内では7年前に人を殺害した同一個体が翌年も人を襲った例があり、専門家は「あのクマが今も同じ山系に生息し、カムエクや周辺の山で再び襲う可能性は十分ある」としています。

このような状況を考えると、今年もカムエクは諦めるというのが一番安全ということになってしまいますが、入山する場合は、昨年のヒグマがまだいることを前提に、熊鈴、ホイッスルなどの鳴り物は勿論、熊よけスプレー、ナタなどの撃退グッズを装備し、ヒグマの習性や撃退グッズの適切な取り扱いに十分熟知したうえで、常に警戒を怠らないようにすることが求められるでしょう。

※追記3:R3年7月、札内川ヒュッテを訪れましたが、登山自粛のポスターやヒグマに関する新たな情報は確認できませんでした。一見して、平常時に戻った印象を受けますが、「カムエクの平常=常時ヒグマの気配が濃厚な山」ですので、十分な準備と対策が必要なのは言うまでもありません。

※追記4:R4年7月、札内川ヒュッテを訪れましたが、前年同様、登山自粛を求めるポスター等はなく、新たな情報は確認できませんでした。

※追記5:R5年6月、札内川ヒュッテを訪れましたが、前年同様、登山自粛を求めるポスター等はなく、新たな情報は確認できませんでした。

札内川ヒュッテ。具体的な最新情報はない。R5.6撮影

消防もカウンターアソールト

ニュース映像には事故に対応する消防職員のそばに業界では有名な熊よけスプレー「カウンターアソールト」が映し出されていました。

赤い本体が特徴で、北海道警察でも洞爺湖サミット時の山林警戒の際に使用しています。

やはり、ヒグマ対策には熊よけスプレーなのでしょう。

北海道の山を歩く登山者で熊よけスプレーを携帯している人は稀ですが、その有効性は実証されていますので、大雪山や知床連峰、日高山脈などヒグマの多い山域を歩く場合は積極的に携帯したいものです。

今回の被害者(1回目の事故)の方も本州からの登山者とのことで、飛行機にスプレーを持ち込めない、スプレーを宿泊先まで宅配してくれる業者が少ないなどの状況はあると思いますが、もし、熊よけスプレーを携帯していれば1回目、2回目の事故ともに怪我人が出ずに済んだ可能性はあったのではないかと思います。(クマよけスプレーの効果や選び方について詳しくは「失敗しないクマよけスプレーの選び方!」を読んでみて下さい。)

左:CA230、右CA290(ストロンガー)

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49年前の事故の教訓を生かせ

カムイエクウチカウシ山八の沢カールでは49年前の昭和45年(1970年)に福岡大ワンダーフォーゲル部員3名がヒグマの襲撃によって犠牲になっています。

この事故では、人の食料の味を覚えたヒグマが部員のザックをあさりましたが、そのザックを部員が取り返したことが原因で、執拗にヒグマに追い回され、2名が生還、3名が犠牲になったものです。

なお、このヒグマは同じ山域にいた別のパーティーも襲っています。

また、あまり知られていませんが、この事故が発生する前月にカムエクでは登山者1名が行方不明になっていて、福岡大の時と同じ個体によって被害にあったのではないかとも言われています。

人を恐れなくなったヒグマほど怖いものはなく、人の食べ物の味を覚えたクマの執着心は異常なものがあります。

今年中に入山自粛が解除になったとしても、加害グマが捕獲でもされない限り、来シーズン以降も同様の被害が発生する可能性は残されます。

福岡大の事故以来、北海道で登山者がヒグマに襲われ死亡した例はありませんが、被害が拡大しないよう、登山者は過去の事故の教訓を生かして慎重に行動すべきだと思います。


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プロフィール

フリーランサー。元船員(航海士)
学生時代に山岳部チーフリーダーを経験し、阿寒、知床、大雪を中心に活動。
以来、北海道の山をオールシーズン、単独行にこだわり続け35年。
現在は主に日高山脈をフィールドにしている山オタクのライター。

※他サイトにおいて元山岳部部長を名乗る個人・団体が存在しますが、それらは当サイトとは一切関係ありませんのでご了承ください。



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