山登り初心者とステップアップしたい経験者の方へ登山講座

menu

元山岳部部長の登山講座

スノーシューのベルト交換~代用品を試す!

スノーシューのベルトが破損

スノーシューのベルト交換~代用品を試す!

MSRに代表されるスノーシューのゴムベルトは経年劣化するとぼろぼろにちぎれます。

使用頻度にもよりますが、5年以上経つと切断の危険性があります。

MSRについては、純正品の交換ベルトが販売されていますが、1本800円程度なので、両足全交換(6本)すると送料込で5000円程度かかってしまいます。

これを高いと見るか、安いと見るかですが、安くはないという印象です。

筆者のMSRスノーシューのベルトが切断した時は購入から12年経過していました。(ベルトの切断状況の記事です。「スノーシューのベルトが切れたら」)

新品のベルトが約10年もつとしても、次の10年間はビンディングがもつかどうかあやしい状況です。

ビンディングもゴム系の材質なのでそのうち破損しそうです。

ビンディングごと交換すると新しいベルトも付いてきますので、ベルトだけ交換してすぐにビンディングが壊れたら最初からビンディングを交換しておけば良かったということになりかねません。

かと言って、まだビンディングが壊れていないのにビンディング交換(両足で2万円ほどする)するのはもったいない気がします。

応急処置。

ベルトが切断した時は、細引きで登山靴にしっかり固定できましたので、汎用品のベルトで代用できるのではないかと思い、自作してみることにしました。



ゴムベルトの代用品~ホームセンターで荷締め用ベルトを購入

ベルト交換するスノーシューはMSR製ライトニングです。

平成18年に購入したヒールリフターが付いていないタイプです。

ビンディングについているベルトの金具の穴の大きさは約20mmなので、幅20mmのベルトとバックルを探しにホームセンター(カインズホーム)に行ってみました。

荷づくりコーナーに、カインズブランドの「荷締めベルト」があり、亜鉛合金のバックルに25mm幅×2mのベルトが縫い付けられています。

1個298円でした。

カインズ荷締めベルトBRT002

20mm幅のものを探しましたが見つかりません。

ベルトはナイロン製で比較的薄く、25mmですが20mmの穴に入りそうなので購入してみることにました。

これでうまくいけば、298円×6個=1788円でベルト交換できることになります。

しかも、荷締めベルトなので、強度と耐久性は純正ゴムベルトの比ではありません。

色がミスマッチですが、贅沢なことは言えません。山では目立つ色の方がいいということで納得しました。

 

スノーシューへの取り付け作業

幅が5mm太いのですが、金具には無理なく入りました。

気になるとすれば、金属製のバックルが立派すぎて、やや重たいかな?ということくらいです。

プラスチック製のバックルに比べると丈夫ですし、絶対緩まないという信頼感がありますので良しとします。

頑丈で緩まない金属製バックル。

バックルを押すとベルトが動き、離すと固定される。

下の写真のように、何も加工せずにビンディングの金具にベルトを通しても使用できますが、バックルの位置が動くと締めづらいので、バックルとビンディングの金具を直接縫い付け、バックルが動かないようにしてみます。

ビンディングの金具に通しただけでも使用できるが・・

バックルを金具に縫い付けてみる。

 

全部縫い付けたら、余ったベルトを切って完成です。

ビンディングの金具は、前2か所がコの字型をしていますので、しっかり締め付けないと外れる可能性があるので注意が必要です。

登山靴に装着して見ます。

バックルがビンディングの金具に固定され、登山靴への脱着がしやすくなりました。

荷締めベルトだけあって、いくらでも締まりますし、緩みません。

これで、ビンディングがダメになるまで行けそうです。

意外に使いやすかった。

春山で使用してみましたが、思ったより脱着はスムーズで、緩みもなく、十分実用に耐える出来上がりでした。

今回使用した荷締めベルトはカインズブランドだったので安く済みましたが、他社製の同等品は500~600円していました。

あまり値段が高いと、MSR純正ベルトを買った方が良いということになります。

安くて信頼性のあるジャストサイズのベルト探しに、やや手間がかかりますが、出来上がりは満足のいくものです。


MSR(エムエスアール) クラシックストラップヒール側 【日本正規品】MSRスノーシュー交換用ストラップ

 



プロフィール

フリーライター。元船員。
学生時代に山岳部リーダーを経験し、阿寒、知床、大雪を中心に活動。
以来、北海道の山をオールシーズン、単独行にこだわり続け30年。
現在は主に日高山脈をフィールドにしている山オタクのライター。



カテゴリー