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元山岳部部長の登山講座

古いスキーゴーグルのスポンジ交換!

古いスキーゴーグルのスポンジ交換!

冬山登山や山スキーにはゴーグルは必需品です。

ゴーグルを長期間使用していると、スポンジが劣化して、ボロボロと剥がれてきます。

スポンジが劣化してもほかのパーツはまだまだ使える場合がほとんどなので、ゴーグルを買い替えるのはもったいない気がします。

かと言って、純正品の交換用スポンジは、一部の商品を除いて販売されていません。

今回は、スポンジの代用品を使用して、ゴーグルのスポンジ交換をDIYで行ってみました。




材料をそろえる

筆者が使用しているゴーグルは、CARRERA製の一般的なスキー用ゴーグルです。

CARRERAスキーゴーグル

購入から20年以上経過し、劣化して粉状に砕けたスポンジが顔に付いて鬱陶しいので、スポンジをすべて剥ぎ取り、新しいものに換えてみることにします。

まずは、交換用のスポンジを探してみます。

ゴーグルメーカーの「SWANS」から、バイク用のゴーグルの交換用スポンジが販売されています。

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寸法が合えば、使用できるのかも知れませんが、現物を見てみなければわかりませんので、やはり代用品を探してみます。

ゴーグル枠のスポンジは、パッキン類などが候補に上がると思いますが、今回はホームセンターなどに売っている安価な「隙間テープ」をゴーグル枠のスポンジの代用品として使用してみます。

アマゾン セメダイン すきま用テープN-2 10mm×15mm×2m
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ゴーグル上下の通気口には、もともと薄いスポンジが貼り付けてありましたが、これの代用品となると、掃除機のスポンジ製フィルターなどが候補に上がると思いますが、要は雪の侵入を防ぎ、空気が通れば良いので、メッシュ状の生地(例えば、ストッキング、帽子の虫よけネット、網戸の網など)などがあれば代用できると思います。

そこで今回は「ストッキング」を使用してみました。

今回使用したストッキングは、靴磨き用に持っていたものですが、ストッキングはダイソーなどでも売っています。

男性でストッキングを買うのは抵抗があると思いますので、男性ならストッキング素材のビジネス用靴下でも良いと思います。



ゴーグル枠に「隙間テープ」を貼り付ける

まずは、ゴーグル枠に付いている古いスポンジをサンドペーパーなどを使用して剥ぎ取りますが、完全には綺麗に剥ぎ取れませんので、適当なところで止めます。

接着面は完全には綺麗にならない。

隙間テープに付いている両面テープは粘着力が強くないので、接着面は綺麗に清掃されているのが理想ですが、完全に清掃されていなくても、それなりに貼り付きます。

使用した隙間テープ。ホームセンターで100円ほど。

 

片面には両面テープが付いている

隙間テープに付いている両面テープを剥がし、ゴーグル枠にゆっくり貼り付け、最後にハサミで切れば出来上がりです。

隙間テープを貼っていく

隙間テープは安いですし十分な長さがありますので、失敗しても気楽にやり直しができます。

さっそく装着してみますが、見た目よりも快適です。

貼り終わる。

今回使用した隙間テープは厚さ10mm×幅15mmのものですが、筆者のゴーグルには、厚さは良かったのですが、幅はフレームの場所によってはやや細かったようです。(フレームの幅は細い場所で15mm、太い場所で20mmありました)

ですので、幅広の隙間テープを買って、枠の形に切って使うのもありだと思います。

装着してみた感想ですが、本物のゴーグルのスポンジに比べると、若干の硬さは感じますが、特に違和感なく使用できます。

ただ、所詮は隙間テープなので、粘着力はそれなりです。

ゴーグルをジャケットのポケットなどに乱雑に入れたりすると、部分的に剥がれてきたりしますので、現場では丁寧に扱うようにします。

この安さと手軽さでとりあえずは延命修理ができたので、まずは合格とします。



ゴーグル上下の通気口に「ストッキング」を貼り付ける

使用したストッキングとボンド

ゴーグルには上下に曇り止め防止用の通気口がありますが、ここに雪が入り込まないよう、今回はスポンジの代用品としてストッキングを貼り付けます。

まずは、接着面の清掃です。

通気口上部

通気口下部

やはりここも完全には綺麗に清掃できませんので、適当なところで止めます。

次に、適当に切ったストッキングを通気口に合わせ、通気口の形のとおりマジックでなぞり、ハサミで切ります。

通気口上部にストッキングを合わせる

通気口下部も同様に

ストッキングを切ったら、つまようじなどを使用して、通気口の接着面にボンドを丁寧に塗っていきます。

ボンドは「コニシGクリヤー」を使用しました。

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ボンドを塗る

つまようじで丁寧に延ばす

最後にストッキングを貼り付け、余分な箇所が出たらハサミで切って出来上がりです。

余った部分は切る

通気口上部

通気口下部

修理完了。

あり合わせの物で作ったので、色が今いち(本当はストッキングの色は黒の方が良かった)ですが、安価で手軽にゴーグルの延命修理ができたので良しとします。

 

使用して1年後、反省点をふまえて再修理

修理したゴーグルを1シーズン使用してみましたが、1年後に隙間テープが剥がれてきましたので、貼り替えを行いました。

また、ゴーグル内の通気ですが、以前よりも曇りやすいと感じたので、上下の通気口にはストッキングではなく、もっと通気性の良いものを使用してみようと思います。

100均で使えそうな素材を探したところ、防虫ネットとメッシュのポーチが良さそうでした。

防虫ネットとメッシュポーチ

メッシュポーチの方が生地に腰があり、加工しやすそうでしたので、今回はメッシュポーチを解体して通気口に貼ってみることにします。

ゴーグルとメッシュポーチ

メッシュを切り出し・・

ボンドで貼り付ける。(通気口上部)

通気口下部。

曇らないかどうか、テストしてみましたが、メッシュなので通気はかなり良く、以前よりも曇りづらくなりました。

ただ、メッシュゆえに、ボンドの接着面が見えてしまうので、見た目はあまり良くありません。

見た目を気にしないのであれば、ストッキングよりも実用的だと思います。

見た目は綺麗ではないが、通気はバッチリ。

さらに反省点をふまえて再々修理

前回、通気口の再修理に使用した素材(メッシュポーチ)は、生地に腰があって加工しやすかったのですが、これが仇となりました。

ゴーグルは変形しても壊れにくいように出来ていますが、メッシュが網戸の網のように硬いせいで、ゴーグルが変形した時にメッシュが剥がれてしまいました。

そこで今回は、柔らかいメッシュ素材で作り直すことにし、100均で見つけたメッシュ巾着を使用してみることにします。

100均で見つけたメッシュ巾着。

前回と同じく、ハサミで切り出して、ボンドで貼り付けていきます。

柔らかいメッシュ巾着で再々修理。

完成後にゴーグルを手で捻ってみましたが、メッシュは剥がれずゴーグルと一緒に変形します。

これでしばらく使用してみることにしますが、不具合があればまた工夫したいと思います。

このように変形させてもメッシュは剥がれなくなった。

以上に紹介した修理方法は、あくまでもお金をかけない簡易的な延命修理ですので、スポンジなどが使用中に剥がれてくることもあります。

言うまでもありませんが、使用環境がハードな場合は、ゴーグルは買い替えた方が良いでしょう。






プロフィール

フリーランサー。元船員(航海士)
学生時代に山岳部チーフリーダーを経験し、阿寒、知床、大雪を中心に活動。
以来、北海道の山をオールシーズン、単独行にこだわり続け35年。
現在は主に日高山脈をフィールドにしている山オタクのライター。

※他サイトにおいて元山岳部部長を名乗る個人・団体が存在しますが、それらは当サイトとは一切関係ありませんのでご了承ください。



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