30Apr
登山靴選びの基本1
登山装備の中で一番重視するものは登山靴です。
登山靴の話をすればけっこう長くなるので、少しずつ書いていくことにします。
登山靴選びの基本の1回目として、登山靴選び考え方とサイズ合わせの仕方について説明していきます。
どんな靴が良いのか?
登山靴選びは登山靴が足にぴったり合っていて、登山の目的に合った種類のものを選びます。
足にぴったり合った登山靴とは、重いザック(リュック)を背負い、長時間あらゆる斜面を踏破しても靴ずれや爪を傷めないものを言います。
足にぴったり合っていれば、メーカー、グレードを一切問いません。
高価だから良いとか、安いから良くないという考えをまず捨てることから始めます。
サイズの合わせ方
まずは、サイズを合わせます。
登山靴のサイズの合わせ方は、
・実際に登山で使用する靴下を着け、
・靴紐をゆるゆるに緩めた状態で利き足側の登山靴を履き、
・靴の中でつま先が靴の先端に接した状態でかかとに人差し指が1本入るくらいの余裕があるかどうか
を確認します。
↓こういうことです↓
足の大きさは午前より午後の方が浮腫んで大きくなりますので、サイズ合わせは午後に行うようにします。
サイズが合ったら、次は両足履いてみて、しっかりと靴ひもを締め、
歩いたり、屈伸したり、ジャンプしたり色々な動きをしてみましょう。
お店によってはお試し用の傾斜を設置しているところも多くなりました。
平地で違和感がなくても斜面ではかかとが当たってしまうこともよくあります。
そうして、つま先、かかと、土ふまずなど、足に少しでも違和感を感じた靴は買うべきではありません。
登山靴選びは普段、街で履く靴とは違い、妥協をしてはいけないということです。
(登山靴を選ぶ際のポイントを書いた登山靴選びの基本2を参考にしてみてください。)
つらい登山中の靴ずれ
靴選びに、なぜそんなにこだわるのか?
それは登山中に起こした靴ずれは下山するまで患部をいじめ続け、痛みでかなりの体力を消耗し、注意力や歩行スピードが低下し、歩き方もバランスを欠き、更に体力の消耗を促します。
そして、予定の時間までに目的地にたどり着けないことなどが起こってしまいます。
最悪なのは縦走中など山中で宿泊を伴う登山では、有効な傷の処置ができなければ、翌日以降患部が化膿を起こし心臓にズキンとくるような痛みが走るようになったりします。
こうなったらもう楽しい登山どころではなくなってしまいます。
靴ずれ地獄の我慢大会です。
画期的な靴の進化が起こらない限り、基本的な靴選びの考え方は変わりません。
それでも自分に合う靴がない・・・。
次回は、そんな場合の対処法や具体例を「登山靴選びの基本2」で紹介します。