夏山装備(全荷、フル装備)
今回は泊を伴う山行の場合の荷物について紹介します。
日帰り登山の装備にテント、寝具、炊飯道具など、テント泊に対応した装備をプラスした、フル装備のことを全荷(ぜんに)と呼びます。
以下に具体例を上げていきます。
個人装備
・水筒1.5~3リットル(気温とコースの長さによる)
・行動食(山行日数分+行動日数延長時の予備分。飴などの糖分、塩飴、飲むゼリー、カロリーメイト系、ソーセージ系、その他甘い系のお菓子など)
・雨具上下(上着だけの100円カッパは適しない)
・ヤッケ(ウインドブレーカーなど防風性のウエア、ゴアテックスの雨具があれば兼用できる)
・セーター(フリースなどの防寒ウエア)
・シュラフ(寝袋)
・エアーマットまたは銀マット(寝袋の下に敷く)
・手ぬぐい
・軍手
・携帯電話
・ヘッドランプ
・筆記用具
・登山計画書または登山計画を書いたメモ帳
・食器(アルミ製)
・スプーン、フォーク
・ポケットティッシュ
・ホイッスル(クマよけ、遭難信号など)
・熊よけ鈴
・靴ひも予備
・ザックの防水カバー
・サプリメント(行動日数が長いと栄養が偏り消耗する。ビタミン剤、アミノ系~疲労回復に効果、ミネラル系~熱中症防止)

アマゾン DHC マルチミネラル 90日分
楽天 DHC マルチミネラル 90日分

アマゾン ウイダーアミノタブレットビッグボトル600粒100回分
楽天 ウイダーアミノタブレットビッグボトル600粒100回分
(サプリメントの詳細記事はこちら→バテない登山をめざせ)
以下、必要に応じて
・持病薬
・ストック(トレッキングポール)
・携帯トイレ(義務化されている山があります)
・ヘルメット
・空気枕
共同装備
・テント一式
・食糧(朝昼晩3食×日数分、基本はお湯を注ぐだけのフリーズドライ食品やα米などは軽くて適している。腐るものは初日の晩に食べてしまう。栄養や好みによってレトルト食品、ソーセージや缶詰も良いが水分を含む食糧は重たくなる)

アマゾン 尾西食品 アルファ米12種類全部セット 非常食 5年保存
楽天 尾西食品 アルファ米12種類全部セット 非常食 5年保存
・予備食(悪天などで行動日数延長を考慮)
・非常食(カロリーメイトなどの調理不要の食品が適している)
・1/25000地形図(マップケースに入れるなど防水措置)
・コンパス
・ストーブ(携帯コンロ。ガス式が多い。その他灯油などの液体燃料式のストーブもある)
・予備ガスボンベ又は予備の燃料(灯油、ガソリン)
・アルコール(液体燃料式ストーブ使用時の予熱用。固形アルコールでも可、ガス式ストーブには不必要)
・コッヘル(沢水煮沸用、食事用、最低2個)
・コッヘルや食器を拭く布きん
・調理用ナイフ(スプーン、フォーク付きのキャンプ用ナイフやスイスアーミーでも可)
・適当な薄い板(テントで煮炊きをする時に床に敷く、まな板にもなる。専用のキャンプ用まな板、キャンプ用ミニテーブルを使用する人もいる)
・火器(マッチとライター。ライター故障時はマッチが頼り。ジップロックなどに入れ防水措置)
・予備乾電池、モバイルバッテリー(携帯充電、ヘッドランプなど)
・大きすぎないガムテープ、ビニールテープ(登山靴が壊れた時や、その他応急用)
・救急用品(胃腸薬、痛み止め、きつけ薬(救心など)、虫よけグッズ、バンソーコ、テーピングテープ、目薬、消毒軟膏、ステロイド軟膏、靴ずれパッチなど)
・ビニール袋(ゴミ袋用)
・ウエス、雑巾
・ミニ裁縫セット
・修理工具(ペンチ、適当な長さの針金、ドライバー)
・ラジオ
・細引き(5mmくらいの細い雑用ロープ4~5m×数本)
・トイレットペーパー
以下必要に応じて、
・ザブザック(縦走途中に日帰りアタックする場合)
・ツエルト(ビバーク用簡易テント)
・山ナタまたは登山ナイフ
・天気図用紙
・パウチ、ペットボトル、ポリタンクなど(次のキャンプ地で水が取れない場合)
・布バケツ(キャンプ地から水場まで遠い場合)

OUTAD 折りたたみバケツ 大容量10L アウトドア 超コンパクト 防水 超軽 収納袋付
・マーキングテープ(道しるべ、ピンクや水色がある)
・熊よけスプレー
・毒吸いポンプ(ポイズンリムーバー)
・高度計
上記は単独行で1泊2日とした場合、70リットル程度のザックで収まり、重量は20~25kg程度になると思います。
日数が増えるほどに食糧などが増えますので重くなっていきます。
また、行程に危険箇所がある場合はザイル、カラビナ、ハーネスなどが必要になる場合があります。
また、硬く急な雪渓があるような場所では、軽アイゼンやチェーンスパイクが必要になる場合もあります。
日帰り登山との違い
日帰り登山との大きな違いは、テント泊をしますので、宿泊に対応できる生活用品が必要になるというところです。
生活用品については、あれもこれもと言っていると、ザックは際限なく重たくなりますので、必要最小限に止め、なるべくコンパクトで軽いものを選ぶのがポイントです。
泊を伴う登山では、装備品を間違えたり、忘れ物などをすると、奥深い山中で行動不能に陥ることなども考えられますので、装備品の選定は、日帰り登山よりも更に慎重に行う必要があります。
具体的な装備品の内容については、登山者の考え方よって違いはありますが、創意工夫と経験を重ねていけば、ひとつの形が徐々に出来上っていくと思います。
.png)
- 関連記事
- 夏山装備(日帰り編)


