13Jul
登山/GPSの取付位置はどこがいい?
登山にGPS専用機やGPSアプリをインストールしたスマホなどを持って行く場合には、ホルダーに入れて携帯すると使いやすいですし、破損や紛失の防止にもなります。
今回は、GPSに適したホルダーや、ホルダーの適切な取付位置について考えていきます。
市販のGPS専用機用ホルダー、スマホ用ホルダー
市販のホルダーには、腕に装着するタイプ、ザックのベルト類に装着するタイプなどがあり、ガーミンetrexシリーズ各機種や、スマホが収納できる商品がそれぞれ販売されています。
価格は4000~6000円程度となっています。
GPS専用機用 腕に装着するタイプ
楽天 腕時計型 縦型タイプGPSホルダー eTrex10,20,30,22x,32x用
yahoo 腕時計型 縦型タイプGPSホルダー eTrex10,20,30,22x,32x用
マウンテンクラフト社製のアームホルダーです。
腕に装着したままGPSの画面を見たり、操作ができますので、行動中、頻繁にGPSを見たい人ならこのタイプになるでしょう。
画面部分はむき出しで、透明ビニールが付いていませんが、これは画面が曇って見づらくなるのを防止しています。
腕に装着することで、常に画面を見ることができますが、登山者によっては、邪魔に感じる場合があると思います。
GPS専用機用 ベルト類に装着するタイプ
楽天 ライトタイプGPSホルダーS eTrex10,20,30用
こちらもマウンテンクラフト社製のホルダーです。
裏面はワンタッチでベルトに止める部品が付いていて、下の写真のように縦方向や横方向のベルトに固定することができます。(ベルト幅30mm以下に対応)
頻繁にGPS画面を見ない人なら、こういうタイプのホルダーの方が使い勝手が良く、藪こぎなどハードな状況で持ち歩きたい時にも適していると思います。
スマホ用 ベルト類に装着するタイプ
アマゾン [ミレー] 登山用アクセサリ ヴァリエ ポーチ
楽天 [ミレー] 登山用アクセサリ ヴァリエ ポーチ
こちらは、ミレーのスマホ用ホルダーで、ザックのショルダーベルトに装着できるタイプです。
大型のスマホをケースごと収納できる容量があります。
使いやすい取付位置は?
実際の登山ではGPSを頻繁に見ない場合が多い
一般的に、登山中にGPSの画面は頻繁に見ない場合が多いと思います。
道が明瞭な山では、GPSを一度も見ないこともあります。
登山道が不明瞭な場合でも、基本的な読図ができれば、正しいルートを把握することができますので、現在地に疑問を感じた時に、時折GPSを見る程度であり、画面にかじりつきながら歩くようなことはそうあるものではありません。
GPSを頻繁に見なければいけない場合とは、道が不明瞭で視界不良だったり、現在地が完全にわからなくなってしまった場合など限られます。
従って、通常の登山では、リアルタイムで画面を見ることができるアームタイプのホルダーよりも、ベルト類に装着できるタイプのホルダーの方が使い勝手が良い場合が多いと思います。(アームタイプホルダーは、現在地を素早く把握したい場合(バックカントリースキーの滑走中など)に適しています。)
ショルダーベルトが使いやすい
GPSの取付位置を考える場合、受信感度を損なわない、歩行の邪魔にならない、ぶつけたり落としたりしない、使いたい時にはすぐに使えるなど、4つの条件を満たしている必要があります。
ザックヘッドの雨蓋の物入れに入れる、シャツの胸ポケットに入れる、ザックのヒップベルトに付けるなど色々試してみましたが、筆者の場合は、ザックのショルダーベルトに着けるのが一番使いやすいという結論に達しました。
ショルダーベルトにホルダーを取り付けることで4つの条件をバランスよくクリア―でき、藪漕ぎなどがあるような比較的ハードな登山でもホルダーが引っかかったり、ぶつけたりしづらく、又、沢の渡渉中にホルダーが水没する危険性も少なくなります。
汎用ホルダーとマジックテープで簡単自作
安上がり!これで十分実用的
市販のGPSホルダーは値段設定がやや微妙なような気がします。
そこで、ホームセンターなどで売られている汎用品のポーチを使ってGPSホルダーを自作してみました。
上の写真はどれも汎用ポーチで、コンパクトカメラやスマホなどが入るものです。
このようなポーチは、ホームセンターや家電量販店などにあり、価格は1000~2000円程度です。
裏側には大概ベルト通しが付いています。
カラビナ用ループがあるものとないものがありますが、カラビナ用ループのあるものの方が適しています。
100均などに売っているマジックテープを適当な長さに切り、ベルト通しに通します。
上の写真では、カラビナ用ループがないので、ループがわりにひもを輪にして結び、カラビナを付けました。
ザックのショルダーベルトにマジックテープを巻き付けて止め、ずり下がりと脱落防止用にカラビナをショルダースタビライザーのベルトにかけて完成です。
マジックテープは1本でも十分止まりますが、2本の方がポーチがよりしっかりと止まります。
安価な汎用品でも、使いやすいポーチがあれば、このような方法でザックに取り付けることができます。
筆者はこのような自作のホルダーを長年使用していますが、藪こぎなどがあるハードな登山においても特に不都合を感じたことはありません。
筆者の場合、GPS専用機をジップロックに入れてからポーチに入れています。
GPS専用機のほとんどは防水仕様ですが、激しい水濡れには気を付けなければなりません。
高価なものですので、上の写真のように何らかの防水措置をした方が無難だと思います。
アマゾン ガーミン eTrex 22x ブルー 010-02256-08
楽天 ガーミン eTrex 22x ブルー 010-02256-08
まとめ
GPSを頻繁に見ながら登山をしたい人にはアームタイプの専用ホルダーになると思いますが、時々位置を確認するような使い方なら、ベルト類に装着できるタイプの方が使いやすく、自作も簡単にできます。
自分の登山スタイルに合ったホルダーを選んで、ベストな位置に装着しましょう。
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