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ゲイターの選び方。ショートスパッツ、ロングスパッツ

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ゲイターの選び方。ショートスパッツ、ロングスパッツ

登山靴にスパッツ(ゲイター)を装着すると、靴の中に小石などが入らず快適に歩けます。

スパッツには脛まであるロングスパッツ、足首だけのショートスパッツなどがあります。

今回は、スパッツ(ゲイター)の選び方などについて簡単に説明します。




登山用スパッツ(ゲイター)とは?

「スパッツ」は日本語でいうと「脚絆(きゃはん)」になります。

足首に装着して、靴に異物が入らないようにしたり、ズボンのすそがバタつかないようにしたり、脛を保護したりするものです。

最近では「ゲイター」と呼ぶ場合が多くなりました。

登山において、スパッツは、夏山では靴への小石などの進入を防ぎ、冬山では靴への雪の進入を防ぐために装着します。

また、靴ひもの結び目が解けたり、靴ひもが引っ掛かるのを防止する効果もあります。

約40年以上前は、夏山では丈が短いショートスパッツ、冬山では深雪に対応するためにロングスパッツという使い分けが一般的でしたが、中高年登山ブーム(昭和60年代)以降は、夏も冬もロングスパッツを着用する登山者が多くなりました。

夏にロングスパッツはオーバースペックのように思われますが、小石の進入防止に加え、ズボンへの泥ハネも防止したいと考える登山者が好んでロングスパッツを着用しているようです。

一方でファッション性や、足元の涼しさを重視して、スパッツは一切装着しない登山者もおります。

「スパッツ」ではなく、「ゲイター」という呼び方が多くなった理由ですが、バブル期(平成初期)に流行した、女性が着用する、七分丈のピタッとしたタイツのようなものが、同じ「スパッツ」という名称でしたので、混同するのを避けるために、メーカーが「ゲイター」という呼び方を多用するようになったようです。



スパッツ(ゲイター)の種類と選び方と使い分け

スパッツには、ショートとロングがあり、中間的なミドル(セミロング)というものもあります。

ショートスパッツ(ショートゲイター)

ショートスパッツは足首だけの短い丈のもので、登山靴の中に小石、泥などが進入するのを防止します。

登山靴のひもを一番上まで編み上げると、小石などはそんなに入るものではないので、そのような人には必要がないのかもしれませんが、足首の可動域を広げるためなど、靴ひもを高く編み上げないタイプの登山者にとっては、異物の進入防止にショートスパッツは有効です。

前述のように、ズボンへの泥ハネを気にする場合には、ロングスパッツという選択肢になると思いますが、泥ハネよりも、蒸れが気になる場合にはショートスパッツの方が良いと思います。

ショートスパッツは、ゴアテックスなどの透湿素材のものが一般的になりましたが、足首だけを覆うショートスパッツは蒸れを感じずらいので、安価なナイロン製のものでも十分だと思います。

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ロングスパッツ(ロングゲイター)

ロングスパッツは、基本的には冬山で装着するものですが、夏山でも、ズボンへの泥ハネが気になる登山者は装着しています。

ロングスパッツには、ゴアテックス製やナイロン製がありますが、ロングスパッツは脛部分が蒸れますので、ゴアテックス製の方が快適です。

形状はどの商品も大差はなく、ファスナーの位置が前だったり、サイドだったり、後ろだったりしますが、ファスナーは前のものの方が脱着が容易です。

なお、冬山用登山靴には、ゲイター付きのものもあります。

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ミドル(セミロング)スパッツ(ゲイター)

ミドルスパッツは、ショートスパッツよりも長く、ロングスパッツよりも短い、中間的な長さのスパッツです。

背丈の低い方など、ロングスパッツでは長すぎると感じる場合には、ミドルスパッツという選択肢になります。


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スパッツ(ゲイタ―)装着時の注意点

スパッツを装着する時は、ファスナーを締めたあとに、靴底にゴムひもを回して、ゴムひもをフックに掛けますが、フックにかける側は靴の外側(体側)にした方がゴムひもが外れにくくなります。

靴の内側でフックをかけた方が、装着しやすいのですが、この場合、歩行時、靴同士が干渉して、ゴムひもが外れやすくなることがあります。

また、カッパとスパッツを同時着用する場合、カッパのズボンの上からスパッツを装着すると、カッパに付いた雨水や草露が、スパッツの内側に入り込み、靴の中に水が浸水しやすくなります。

場合によっては、30分程度で登山靴の中は、ずぶ濡れになってしまいます。

カッパとスパッツを同時着用する時は、必ずカッパのズボンの下にスパッツを装着する(スパッツを装着してからカッパのズボンを履く)ようにします。

なお、冬山でロングスパッツを装着する場合は、オーバーズボンの上からスパッツを装着します。

 

予備のゴムひも(ベルト)は持って行く

スパッツのひもには、ゴムひも式や、ベルト式などがあり、一部の商品を除き、ひもは交換できるようになっています。

スパッツのゴムひも(ベルト)は、地面と接しますので、使用しているうちに必ず切れます。

登山に出かける前に、ゴムひも(ベルト)は必ず点検して、切れそうなら事前に交換します。

登山中に切れてしまう場合もありますので、予備のゴムひも(ベルト)は必ず持って行くようにします。

なお、ひもの交換時、ひもを止める金属のフックが潰れていたりすると、交換が困難になり、ペンチやマイナスドライバーが必要になる場合もあります。

事前に交換の要領を確認してから登山に出かけるようにした方が良いでしょう。


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