山登り初心者とステップアップしたい経験者の方へ登山講座

menu

元山岳部部長の登山講座

登山靴のソール(靴底)の張り替え

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

登山靴のソール(靴底)の張り替え

登山靴は使用していると底が減ってきます。

最近すべるようになったなと思ったら、ソールの張り替え時期だったりします。

登山靴のソールは消耗品です。

自分の足に合ったお気に入りの登山靴は、ソールの張り替えが可能なうちは張り替えて使用した方が、新品を買うより安く済みますし、満足感もあります。

今回は登山靴のソールの張り替えについて説明します。

 

ソールの張り替え可能な靴とできない靴

登山靴はソールの張り替えが可能なものとそうでないものがあり、お店やメーカーで確認することができます。

傾向としては革製重登山靴でソール交換できないものはありませんが、軽登山靴、トレッキングシューズは交換ができるものとできないものがあります。

登山靴のソールは2層か3層になっています。一般的にソール交換といえば、地面に接している一番外側のソール(アウトソール)を交換することを言います。

なお、メーカーでソール交換不可といっている登山靴でも、靴修理業者によっては交換できる場合もあります。

 

ソール交換の実際

ソールを交換するタイミングは、溝が減って浅くなってきて、登山中滑りやすくなったと感じたときです。

目安として、毎週のように登山をする人なら、2年も使えば張り替え時期だと思います。

気をつけなければならないのは、ソールが減り過ぎて、靴とソールの中間の層にあるミッドソールと言われる部分まで擦り減ってしまうと、業者によっては交換できないと言われる場合があります。

ミッドソール交換にも対応している業者なら良いのですが、普通のソール交換より料金はかかってしまいます。

登山靴の手入れの時など、普段からソールの溝の状態を確認しておいて、減りすぎる前に交換するのがベストです。

上の写真は、まだソール交換の必要ありませんが、そろそろ気をつけなければならない時期の登山靴です。

ポイントは靴のつま先部分のソールの減り方です。写真ではアウトソールのつま先の角が減って丸くなっています。このまま使用していればミッドソールのつま先部分まで擦り減ってしまいます。

ミッドソールのつま先部分まで擦り減ってしまうと、ミッドソールの交換も必要となり料金がかさみます。

また、ミッドソールの交換に対応していない業者の場合はソール交換できませんと言われてしまいます。

ソール交換の料金はどこの業者も10000円強くらいが相場です。修理に出すと1ケ月程度かかる場合が多いので、修理は登山をしないシーズンが良いでしょう。

様々な状態の登山靴修理に対応する業者

埼玉県にある「靴修理大好き工房 ナカダ商会」という修理屋さんがあります。

革製登山靴や布製トレッキングシューズのアウトソール交換やミッドソール交換はもちろん、お客さんの要望に応じたカスタマイズにも対応しています。

修理は宅配便で依頼が可能で、修理代10000円以上で送料は無料になります。

今回、ナカダ商会さんにソールを重登山靴用の分厚いものに変更依頼しましたが、とても丁寧な対応です。

納品したら、別記事でレビューをアップします。

こちら→「登山靴のソール交換をしてみた

ポリウレタン製のミッドソールに注意

写真のように、軽登山靴、トレッキングシューズのミッドソールは柔らかいポリウレタンを使用している場合がほとんどです。(革製登山靴の多くはミッドソールもゴムです)

このポリウレタン製ミッドソールの一般的な寿命は5年程度とされ、経年劣化でぼろぼろになったり、靴から剥げたりします。

使用頻度、メンテナンス、保管状態によってはそれ以上長持ちしますが、購入から5年経過したら、劣化の状態に気をつけなければなりません。

基本的に、ミッドソールがだめになったらその靴の寿命ですが、靴修理業者によっては、ポリウレタン製ミッドソールの交換を行える技術を持っているところもあります。(ナカダ商会さんなど)

実際に登山中にミッドソールが剥がれてテープや針金で応急修理している登山者を何度か目撃しています。

ソールの寿命が近い軽登山靴は、業者を探して修理をするか、新品を買うなどして、山中で靴が壊れるようなことにならないよう注意しなければなりせん。

登山靴に関連する記事

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

プロフィール



初登山は雌阿寒岳。

学生時代に山岳部リーダーを経験し、阿寒、知床、大雪を中心に活動。

以来、北海道の山を舞台にオールシーズン単独行にこだわり続け30年。

現在は主に日高山脈をフィールドにしている山オタクのアマチュア登山者。



カテゴリー