6Apr
スノーシューのベルト交換~代用品を試す!
MSRに代表されるスノーシューのゴムベルトは経年劣化するとぼろぼろにちぎれます。
使用頻度にもよりますが、5年以上経つと切断の危険性があります。
MSRスノーシューについては、純正品の交換ベルトが各種販売されていますが、例えば旧モデルでよく使用されている、クラシックストラップが、2本で1760円程度なので、両足全交換(6本)すると5000円以上(モデルによっては、両足8本なので約7000円)かかってしまいます。
これを高いと見るか、安いと見るかですが、安くはないという印象です。
アマゾン MSRクラシックストラップ12インチ甲側
アマゾン MSRクラシックストラップ18インチ ヒール側2本セット
yahoo MSRクラシックストラップ18インチ ヒール側2本セット
筆者のMSRスノーシューのベルトが切断した時は、購入から12年経過していました。(ベルトの切断状況の記事です。「スノーシューのベルトが切れたら」)
新品のベルトが約10年もつとしても、次の10年間はビンディング(バインディング)がもつかどうかあやしい状況です。
ビンディングもゴム系の材質なのでそのうち破損しそうです。
ビンディングごと交換すると新しいベルトも付いてきますので、ベルトだけ交換してすぐにビンディングが壊れたら最初からビンディングを交換しておけば良かったということになりかねません。
かと言って、まだビンディングが壊れていないのにビンディング交換(両足で2万円ほどする)するのはもったいない気がします。
ベルトが切断した時は、細引きで登山靴にしっかり固定できましたので、汎用品のベルトで代用できるのではないかと思い、自作してみることにしました。
ゴムベルトの代用品~ホームセンターで荷締め用ベルトを購入
ベルト交換するスノーシューはMSR製ライトニングです。
平成18年に購入したヒールリフターが付いていないタイプです。
ビンディングについているベルトの金具の穴の大きさは約20mmなので、幅20mmのベルトとバックルを探しにホームセンター(カインズホーム)に行ってみました。
荷づくりコーナーに、カインズブランドの「荷締めベルト」があり、亜鉛合金のバックルに25mm幅×2mのベルトが縫い付けられています。
1個298円でした。
20mm幅のものを探しましたが見つかりません。
ベルトはナイロン製で比較的薄く、25mmですが20mmの穴に入りそうなので購入してみることにました。
これでうまくいけば、298円×6個=1788円でベルト交換できることになります。
しかも、荷締めベルトなので、強度と耐久性は純正ゴムベルトの比ではありません。
色がミスマッチですが、贅沢なことは言えません。山では目立つ色の方がいいということで納得しました。
スノーシューへの取り付け作業
幅が5mm太いのですが、金具には無理なく入りました。
気になるとすれば、金属製のバックルが立派すぎて、やや重たいかな?ということくらいです。
プラスチック製のバックルに比べると丈夫ですし、絶対緩まないという信頼感がありますので良しとします。
下の写真のように、何も加工せずにビンディングの金具にベルトを通しても使用できますが、バックルの位置が動くと締めづらいので、バックルとビンディングの金具を直接縫い付け、バックルが動かないようにしてみます。
全部縫い付けたら、余ったベルトを切って完成です。
ビンディングの金具は、前2か所がコの字型をしていますので、しっかり締め付けないと外れる可能性があるので注意が必要です。
登山靴に装着して見ます。
バックルがビンディングの金具に固定され、登山靴への脱着がしやすくなりました。
荷締めベルトだけあって、いくらでも締まりますし、緩みません。
これで、ビンディングがダメになるまで行けそうです。
春山で使用してみましたが、思ったより脱着はスムーズで、緩みもなく、十分実用に耐える出来上がりでした。
今回使用した荷締めベルトはカインズブランドだったので安く済みましたが、他社製の荷締めベルトは1個500円程度します。
あまり値段が高いと、MSR純正ベルトを買った方が良いということになります。
アマゾン 4本セット 荷締めベルト 幅20mm 長さ2M
楽天 4本セット 荷締めベルト 幅20mm 長さ2M
安くて信頼性のあるジャストサイズのベルト探しに、やや手間がかかりますが、出来上がりは満足のいくものです。
今回は荷締めベルトを使用しましたが、このほかに、スノーシュー用の汎用交換ベルトセットが販売されており、ベルトの長さがマッチしていれば、このようなものの方が交換は容易だと思います。
アマゾン 汎用交換ベルトセット M.walkスノーシュー固定バンド
※追記:この記事を書いた2年後にビンディングのゴム部分がバラバラに崩壊してしまいました。結果論ですが、ビンディングの寿命が近いのなら、最初からビンディング交換しておけば良かったということになります。
ビンディングの破損状況については、後日記事をアップ致します。→「スノーシューのビンディングが壊れた!」
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