19Jul
手作りハッカ油スプレーの作り方!
登山中の虫よけグッズで、重宝されているハッカ油スプレー。
市販品を買ってもいいのですが、使用頻度が高い人には安上がりな手作りがおすすめです。
ドラッグストアーで、ハッカ油の原液、無水エタノール、精製水、100均でスプレー容器を買えば簡単に作れます。
今回はお得なハッカ油スプレーの作り方について説明します。
(エタノールやアルコールが品薄な場合がありますが、エタノール・アルコールを使わず、ハッカ油原液のままでも虫よけには使用できます。原液の場合、肌はかなりひりひりしますので服の上からスプレーするなど注意が必要です。なお、マスクへの使用については原液では濃すぎて目や唇が痛くなる、むせるなどしますので、原液では使用しない方が無難です。)
まずは材料をそろえる
「ハッカ油」、「無水エタノール」、「精製水」を用意します。
ドラッグストアーで全部そろいます。
アマゾン ハッカ油P 20ml
楽天 ハッカ油P 20ml
アマゾン 健栄製薬 無水エタノール 400ml
楽天 健栄製薬 無水エタノール 400ml
アマゾン 【第3類医薬品】小堺製薬 精製水 500mL
楽天 【第3類医薬品】小堺製薬 精製水 500mL
意外に大切なボトル選び
100均でスプレーボトルを用意します。
スプレーボトル選びは注意が必要です。
ハッカ油はポリスチレンを溶かしてしまいます。といってもポリスチレンってよくわかりませんので、誰にでもわかるガラス容器にしましょう。
大きさは、手のひらに収まるくらい(10ml~30ml)が登山には邪魔になりません。
使用頻度にもよりますが、15ml程度持って行けば、2~3泊くらいの縦走でもなくなってしまうことはほぼありません。
もうひとつ注意があります。
せっかくガラス製のスプレーボトルを買ったのに、容器をきちんと締めても液が漏れてくるものがあります。
これは、実際にハッカ油を入れて逆さまにしたり、振ってみたり、登山に携帯してみないとわかりません。
スプレーのプッシュの動きが悪いものもあります。
100均に限らず、スプレーボトルには不良品がけっこうあります。
100均なら何種類か買い替えても財布は痛くありません。信頼性のあるスプレーボトルを探しましょう。
ハッカ油スプレーの調合
調合割合は、
「ハッカ油20滴前後」、「無水エタノール10ml」、「精製水90ml」が基本になります。
これで100mlのハッカ油スプレーができます。
スプレーボトルの容量はせいぜい10ml~30ml程度ですので、スプレーボトルの中で直接混合する場合は容器の大きさに応じて量を決めて下さい。
(例えば、ボトル30mlに換算すると、ハッカ油6滴、無水エタノール3ml、精製水27mlになります)
混合の順序ですが、無水エタノールにハッカ油を適量たらしてよく撹拌します。(健栄製薬のハッカ油の口は1滴ずつ垂れるようになっていますが、このようになっていないハッカ油もあります。その場合、100均で売っているスポイトを使うと便利です)
次に精製水を加え、さらに撹拌し、よく混ざったら出来上がりです。
ハッカ油の濃度はそれぞれの肌の強さや好みで調整します。
上記の割合では登山の虫よけとしては、少々薄いと思います。
濃度は濃いほど虫よけ効果は絶大ですが、濃すぎると肌がひりひりします。
登山中は、ハッカ油の成分が汗でどんどん流れていきますので、少々ひりひりする程度の方が実戦的です。
人にもよりますが、上記の濃度の2~3倍が適当です。(30mlスプレーボトルだと、ハッカ油10滴から20滴程度)
濃度が濃すぎてひりひりする場合は、服や帽子にスプレーしても十分虫よけになります。
筆者は虫がうるさい場所では、薄めずに原液を服や帽子の上からスプレーしています。
原液は虫よけ効果絶大ですが、肌に付くと結構ひりひりします。
自分に合った黄金比を見つけて使用して下さい。
作り方あれこれ。水道水やキッチン用アルコールは使える?
めんどうなら、精製水を使わず、水道水でも作れます。
しかし、アレルギー体質の方などは精製水の方が無難でしょう。
無水エタノールがないときは、キッチン用アルコールを使用したこともあります。
キッチン用アルコールは、アルコール分が60~70%程度と、アルコールが薄いので、割る水の量はやや少なめにします。
また、キッチン用アルコールでハッカ油スプレーを作ると、なぜか中身が分離しやすいのですが、使用前にスプレーボトルをよく振れば問題なく使用できます。
筆者の場合、ハッカ油、キッチン用アルコール、水道水でも、肌に悪影響もなく、虫よけ効果も変わらないので、めんどうな時はこんな適当な作り方をしています。
肩コリ、お風呂、ゴキブリ除けにも
登山中にハッカ油を肩や首にスプレーすると、ザックによる肩コリにじんわり効いて気持ちいいです。
また、蒸し暑い日に、浴槽に数回スプレーして入浴すると、湯あがりがさっぱりしますし、リラクゼーションにもなります。
さらに、窓枠やゴキブリのとおりそうな場所にスプレーしておくと、ゴキブリや不快害虫に対して忌避効果があります。
天然成分なので、ペットなどにもやさしいです。
このように、ハッカ油にはいろいろと使い道があります。
※コロナ以降、清涼感を得るためにマスクにハッカ油をスプレーする方が増えているようですが、前述のとおり、ハッカ油が濃いと肌がヒリヒリする、目が痛い、むせるなどしますので、スプレーする量やハッカ油の濃度は適切に調整しましょう。
使用するときの注意!
登山に携帯する時は、万一の液漏れに備え、小さいジップロックに入れましょう。
口がゆるんだりして大惨事になっている仲間を何人も見ています。
また、長期間使用しなかったときは、エタノールや水が揮発して、ハッカ油の濃度が濃くなっていることがあります。
見た目がドロッとしていたら、濃度が濃くなっていますので、エタノールや水を適量足します。
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